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備忘録 22-10-30

志ある者は事竟(ことつい)に成る

――有志者事竟成

『後漢書』

どんな難しい事業でも、「志」さえあればやり遂げることができるのだという。では、「志」とは何か。説明しようとすると、意外にむずかしい。しいて言えば、つぎの二つの側面から待っているように思う。
一、心のなかに自覚されている鮮明な目的
一、それを成し遂げようとする強烈な意欲
つまり、目的と意欲の合体したものが「志」だと言ってよいかもしれない。

念のため「志」に関することばを二つ紹介しておこう。

「志立たざれば、舵(かじ)なき舟、銜(くつわ)なき馬の如し」(王陽明)
「志を立つること高からざれば、則ちその学みな常人の事のみ」(陳瓘)
こう見てくると、人間はだれでも「志」をもったほうがよいのかもしれない。なぜなら、 それがないと、情勢の間(ま)にまにただよっていくだけの人生になってしまうからである。

以上、「中国古典一日一言」(守屋洋)より

今日も一日がんばりましょう。

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