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【7】1019年1月~2月

1019年1月 相翼院

さて、年明けです。
慶さんの様子は……

……ですよねー……。
健康度の赤表示が痛々しい。
慶さんは自分(と一族)の寿命がどのくらいかって天界で教わって来たと思うので、自分がもう長くないことは承知していましたが、戦いに敗れてのこの状態には悔しさがありそうです。
あとは……覚悟の結果が家族を傷付けるものだったこと。それが一番堪えられないのではないかと思います。
ゆらはのメンタルが心配。由峰に対しては、心配をかけて申し訳ないという気持ち。

それでも一族の戦いは続くんだよな……。

必然的にこうなります。

行き先は相翼院です。

一番最初の赤火、勿体ない~~~。

心風が一番伸びるの、解釈一致です。

キサの庭を通り抜けまして、今月はでべそを押しに行ければいいなと考えていたのですが。
はい。間に合いませんでした。

まだ心火が伸びる。
ゆらははまだ前を向いて戦える、のでしょうか。
それとも捨て鉢というか……そういうあれなのでしょうか……。

帰りたくないよ。
でも帰らなくては。
きっと待っていてくれるから。

ゆらははこうなるとわかって帰って来たのかな。
慶さんのことだから言っていそうな気はしますが。自分はもう長くないこと。言わない方がゆらはに傷を残しそうだから。
由峰は……わかっていそうだし、慶さんからそれを告げられたら呑み込めそう。
そもそも、ゆらはも由峰も(これからの一族も)、自分たちがどのくらいの寿命かというのは天界で教わって来ていると思います。思いますけれど、知識として知っているのと目の当たりにするのとはまた違うと思うので……。
特に敗走して健康度が戻らずに亡くなるというのは、もともと寿命が近いなかでそうなったとしても、受け入れるのに時間がかかりそうな気もします。まだ生きられたはずなのに、と。

これ以上ゆらはを追い詰めたくないという親心と、由峰ならやっていけるという信頼から、当主の指輪は由峰へ。
慶さんは由峰だって全く問題なく大丈夫ではないだろうことはわかった上で、それでも由峰に託しました。誰かに重荷を背負わせなくてはいけないの、きついよね……。

これ、由峰が言い出したことじゃあないと思うんですよね。由峰ならこういうことは慶さんの、去っていく者の枷というか……静かに休む妨げになりそうだと考えると思うので。
では誰が、といったらゆらはしか居ない。
慶が生きていたことを忘れたくない、忘れさせたくないゆらはが、由峰にそうしてと言ったのだと思います。
ゆらはは慶さんを、魂をわけあった道連れだと思っているところがあります。

目が覚めたらいきなり呪いの話をされて朱点童子を倒せとか言われて、子供でいられたことが一時も無い子でした。
最初の交神も慶さんが知らないうちに終わっていて、突然現れたゆらはが我が子だと言われて。
そんなの、慶さんは受け止められなかった。だから、娘としてではなく力として扱うことにした。
1018年7月には由峰が来訪。家に来てすぐの由峰を放って2ヶ月ずっと白骨城に籠ったのも、由峰のことを「家族」「血の通った人間」だと心の底からは思えていなかったからでしょう。
けれど三人で一緒に戦っているうちに、単純な力としては見られなくなって、家族として、子として見られるようになって。
そんなゆらは達を見ているうちに、自分がただの礎であろうとすることは逃げなのではないかと考えるようになった結果、大江山に挑むことを決めました。その決断が正しかったのか間違っていたのかはわかりません。
ただ、慶さんはその決断をした自分を認めたい気持ち半分、悔いる気持ち半分でいるだろうことが想像出来るだけです。

子供たち、という言葉が慶さんから出てきたこと。これが、慶さんの生きてきた道の答えなのでしょうね。
お疲れ様でした。

1019年2月 相翼院

由峰におかれましてはほどほどに肩の力を抜いてお役目を果たして頂きたいものです。プレイヤーが言うまでもなく由峰、そういうの上手そうだけどね。

今月も討伐……の前に。

お待ちしておりました。
……ゆらはは、どんな気持ちで我が子を迎えるのだろう……。

はい! 花芽(かなめ)君です!!
要石のような存在になってほしいという意味を込めて名付けました。多分八割方由峰が考えたのでしょう。
ゆらはは我が子にあまり意識を割ける状態でないというか、今はただ自分の無力感に打ちひしがれているだろうと思うので。由峰がこういう名前はどうだろうと言うのに、ぼんやりうんうんと頷いてこの名前になったのではないかと思います。
慶さんの職業である剣士を継がせたのも、ゆらはには特に考えがあってのことではないでしょう。

写経が趣味なの、愛染院様の子っぽい~~~。……とはいえ葉継家は天界で親神様に会ったりはしないのですけれど。親の素性をよく知らないのにこの趣味というのもなかなか……遺伝子の力というか……逃れられないものを感じていいなと思ったりもします。
利発そうなのに心風が低いの、秀才タイプな感じがあります。習うことの成績はいいけれど、応用はあまり得意でない感じ。

素質はこんな感じ。
愛染院様の席次が上がりました。

今月は由峰が花芽の訓練に付いて、

こうです。
休養しようかとも考えたのですが、今のゆらはは花芽という人間に向き合えないだろうなと思いました。花芽を見ているだけで辛い気持ちになりそうでした。
それならば、ひとりでも討伐に出た方がいいのではないかと。日常を変えないことがゆらはを癒すことになるのではないかと、由峰なら考えるかなあと。

行き先は先月と同じ相翼院。
でべそを押すリベンジ。戦いはなるべく避けたいです(敵を避けるのへたくそプレイヤー)。

走って。
走って。
辿り着きました。

少し敵にぶつかったりもしましたが、これで今月の目標は達成。
ここで帰ればよかったんです。火が残っているからって律儀に時間を待つことはなかった。
そうすれば、何となく小宮に戻ってうっかり敵にぶつかってしまうなどしなかったのに。

その結果がこれで。

こうなって。

こうです。
……。
………。
…………。
ごめんなさいいいい!!!
ゆらは……ゆらは……。
戻って来てくれてありがとう……。本当に……。
戻って来なかったらさすがの由峰メンタルも駄目かも知れなかったです……。
ぼろぼろで帰って来た母の姿は花芽の目にはどう映っただろう……。
ゆらはの心中は……。何を思いながら戻って来ただろう……。

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