明るい話がしたいけど

これから仕事に行く。
でもシフトを大分減らしてしまったのでかなりゆっくり行っても間に合う。
むしろ早く行っても職場にはなんとなく居づらくて早く行くのをためらう。
かと言って家にいてもあまり役に立つことはできない。
土曜日なのだから家に対して居心地の悪さを感じる必要ないのでは?
確かにそうではある。
でもアルバイトで週5の勤務があるかないかの身分ということを考えるとやっぱり気まずい。

不安だ。
具体的に何が不安か言葉にしないと解決しないだろうと思って今パソコンに向かっている。
それでもうまく書けそうにない気がしている。
書き出してしまえたらかなり楽になって問題解決も前に進むのだろうけれどと思う。
こういう時は、自分だけでは考えを前に進められないときは、誰かに相談するのがいいのだろう。
今はラインで相談できる友だちと対面で相談できる家族がいる。
ただ何を相談していいのか、自分が何に悩んでいるのかが判然としない悩みもある。

とりあえずでも「安定した仕事を続けられるようになる」ことができればすごくうれしい。
見つかった仕事がある程度安定していて、自分にも続けられそうであればうれしい。
この後半の「自分に続けられる」という点もとても心配している。
ひとりで心細く仕事探しをしていると「一体この世界に自分ができる仕事はあるのだろうか」という気持ちになってくるからだ。
このようなことを話すとそれは自分に自信が持てなくなっているだけだよと言われた。
だとすれば、つまり本当は自信を持っていいことをしているのに自信がないのだとしたら、まずはきちんと実力に見合った自信を取り戻すことから始めたほうがいいことになる。

* * *

職場では電話が鳴ったとき、近くにいて電話を取れるひとが取ることになっている。
電話を取ることに抵抗がある人も結構いる。
でもそういう人も段々慣れてきていつしか自然に取りに行くようになる。
自分も初めは抵抗があったけれど、もうこの頃は積極的に取りに行くようになっていた。
でも最近変化が起こり始めている。
緊張なのか原因がよく分からないけれど、初めのフレーズで必ず言葉がつまってしまうのだ。
始めのうちは、まあそういうこともあるだろうと気にしていなかった。
でもそれがしばらく続くようになって、段々と電話を取る前に心配になるまでになってしまってきた。
大げさに言うと電話を取ることが怖くすらなってきた。
「怖い」は今書いてみて少し大げさすぎるかなと思ったけれど。

とにかく(とりあえず)このクセなり症状なりを何とかしたい。
そのために気が付いたときに初めのフレーズを練習するようにしている。
こういうのはきっと、というか間違いなく無意識の問題だ。
なので意識的にくり返し練習して、無意識を修正していくのがいいと思う。
具体的には「お電話ありがとうございます」で、噛んでしまう、詰まってしまう。
このフレーズを声に出してできるだけ練習していきたいと考えている。

あまりにもひどくなってきたら、気にしすぎもよくないだろうけれど、緊張がひどくなってきたら、お薬の力も借りようかとも考えている。
これはやりすぎかな、とももちろん思っている。
どうなんだろう、最初の突破口を開くためにであれば、クセの習慣を断ち切るためであれば、そういうのもありなのだろうか。
なかなか加減がむずかしいところではあると思う。

#エッセイ