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忘れられない「あの感じ」。私がイベント企画を続けてきた理由。

私は、2010年(21歳)のときからイベント企画を続けているのですが、いろいろ思うところもあり、8月末の企画を区切りに、個人での主催イベントは暫くおやすみしようかと思っています。

いい機会なんで、「なんでイベントやってんだっけ?」という話を振り返ってみます。


◼︎イベント企画のはじめのはじめ。

私は工業高校を卒業してすぐ社会人になりました。

しかし、酒・女・賭け事みたいな話題しか出ない職場に馴染めず、仕事はさっさと定時で帰り、プライベートな時間は全て、知り合いのつてで参加させてもらった音楽イベンターの仕事に全力を注いでいました。

ステージ袖からライブを見る機会が増えていくと、少しずつスポットライトに憧れ始めました。

そんなとき、とあるレゲェフェスで「スカ(Ska)」という音楽に出会います。

超メジャーだと「東京スカパラダイズオーケストラ」をイメージしてもらえばいいですが、ラテン系でノリが良くて、リズム隊が裏でズチャズチャ鳴らしてる音楽です。

ちなみに、私が初めて見たスカバンドは、小柄な女性達がトロンボーンやバリトンサックスといった大物を振り回しながら演奏していたのですが、その姿が本当にかっこよくて憧れてしまいまして、翌週くらいには60万くらいするバリトンサックスを購入し、プロのサックスプレイヤーの先生に師事して、しばらくは楽団で演奏してました。

そして2010年6月、先生からの提案で、音楽イベンターの経験がある私が先生のライブイベント企画し、自分もバーターで出演することに...。これが「SAXOTOPIA(サクソトピア)」という、私の初主催&出演イベントになるわけです。

ただ、このときは、1回だけのイベント主催のつもりで、今のように深い思い入れもなく、長く続けていくつもりなんてありませんでした。


◼︎ある夜のJazzセッション。

それから暫くしたある夜、知人の奏者達が、近所にあるイタリアンレストランでBGMがわりのJazz演奏をしているということで、後輩の女性ピアニストを連れて遊びに行きました。

演奏中の知人達から、「演奏すれば?」という目配せがきたものの、私は手元に楽器がなかったので、一緒に来ていた後輩がピアノで参加。

その子が弾き始めてすぐ、店内が「お?」と演奏に引き込まれていくのがわかりました。最初はソロだったものの、休憩していた奏者達も出てきて、いつの間にかこんなことに。

この後、私も自分の楽器を持ってきて初めてセッションに参加したのですが、即興演奏は、音だったりアイコンタクトだったりのコミュニケーションの量が増えること、その人の力や個性が一番現れるということを実感。

演奏側が盛り上がってたら、今度はお客さん達もノってきて、手拍子や拍手、老夫婦がラテンのリズムで踊り出し、演奏後にはレストランのオーナーが食事を出してくださり、お客さんからワインやビールをご馳走に。

気持ちのいい音楽と、美味しい食事と飲み物と、楽しい仲間...、なんだこれ映画みたいだな、すげぇ楽しいな、最高すぎるなと、興奮しました。


◼︎「あの感じ」を作りたい。

あの夜から、ずっと、自分でも「あの感じ」を作ってみたいと思って、イベント企画を続けてきました。

原体験が夜のレストランだからこそ、私の主催イベントは、空間をデコったり、音楽をかけてみたり、お酒を飲みながらやったり...、「未来のために出来ること考える」とか話の内容は真面目なものばかりですが、かなりラフにカジュアルに作っています。

7年経った今でも、本当にあのときの興奮は消えていなくて、「あの感じ」に近しいものを作れたことはありますが越えれていなくて、多分これからもずっと追い求めていくものなんじゃないかと思います。





あ!

最初に書きましたが今度、少しでも「あの感じ」に近づけるようなものを仕込んでいる、こんなイベントをやります。

料理とかお酒も準備しますし、皆さんの参加お待ちしております!!!!

地域プロデューサーが、今の熊本には必要だ。
「丸の内朝大学」「六本木農園」の仕掛け人に聞く、地域資源の探し方と磨き方、都市や海外との繋ぎ方。

◼︎日時
2017年8月27日(日)17:00-20:00

◼︎会場
未来会議室 EventBox
住所:熊本県熊本市中央区下通1丁目12−27
Webサイト:http://mirai-k.or.jp/

◼︎料金
3000円(軽食+フリードリンク付き)

◼︎ゲスト
・古田秘馬 -Furuta Hima-
プロジェクトデザイナー。株式会社umari代表。
東京・丸の内「丸の内朝大学」などの数多くの地域プロデュース・企業ブランディングなどを手がける。農業実験レストラン「六本木農園」や和食を世界に繋げる「Peace Kitchenプロジェクト」など都市と地域、日本と海外を繋ぐ仕組みづくりを行う。現在は地域や社会的変革の起業に投資をしたり、レストランバスなどを手掛ける高速バスWILLER株式会社の取締役やクラウドファンディングサービスCAMPFIREの顧問などを兼任。

◼︎参加申し込みはコチラ
https://www.facebook.com/events/1366263563423519

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