2018/05/17 師弟関係|松島靖朗

今から15年ほど前、NTTDATAに新世代情報サービス事業本部という部署があった。採用面接でこの部署に配属されなかったら辞めますといい、その希望を通してくれた。実にセンスのいい会社だとおもう。その後、ビジネスインキュベーションセンターに配属となり、アイスタイルへの出資案件に参加、そのまま吉松徹郎社長のもとに行くことになるが、話は新卒時代に配属されたその当時のこと。

上司の上野山さんが「変なおっさんがいるから遭わしたろ」と誘ってくれ、デジタルメディア研究所の橘川幸夫所長と出遭う。仕事での絡みは殆どなかったが、橘川さんと出逢った日から第1号が送られてくるピリオというメールを受け取るようになり徐々に洗脳されていく(笑)。

気づけば当時恵比寿にあったデジタルメディア研究所に入り浸るようになり、「あなたは寺の子なんだから写経したらいい」と橘川さんが渋谷陽一さんたちと創刊したロッキングオンの過去の原稿の束を渡されデジタル化のお手伝いを刷るようになる。若い頃の橘川さんの思想に直接触れ、ますます洗脳されていく(笑)。

時は流れ、一人の女の子と出遭う。いま新しい企画を一緒に仕掛けているが、彼女も他ならぬ橘川さんの弟子なのだ。不思議なご縁で出逢った子が妹弟子というのも驚きだが、一緒に企てていることを一日でも早く師匠に伝えなければと気になっていた。そしてようやくその報告ができた。あとは世に出すだけ。随所に橘川イズムが見え隠れするプロジェクトに乞うご期待。

師弟関係といえば、去年の1月に五重相伝(ごじゅうそうでん)という念仏の教えを口授相伝する儀式を行い、53人のお弟子さんの師となった。すでにそのうち3人は極楽浄土に往生された。

弟子として、師として、歳を重ねるごとに自分の中に役者が揃ってきている。弟子として育てられ、師としても育てられている。

東京から新大阪に向かう新幹線にて。

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Seirou Matsushima

坊さんが経をこいた

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