2018/06/24 似て非なるもの

なにより「超宗派」なのがすごいですね。という声をもらう。「そうですか?どこがすごいですか?」と聞き返すと「まあややこしいことはおいといて、ほら、宗派をこえているのがすごいじゃないですか」とまあこんな感じ。

世間一般(いや、世間はそんなに興味を持っていないだろうけど)には、宗派という言葉がなんだか仏教の足を引っ張っている悪しきセクショリズムで、できればなくなったほうがいいようなものに映っているのかもしれない。(知らんけど)

実際はこう。

「あなたにとって善とはなんですか?」(臨済宗の青年僧)

「おすそわけは自力では?」(浄土真宗の住職)

「どうしてお坊さんが社会福祉活動なんてするんですか?お経のどこにかいてあるんですか?」(なにかとお坊さんに厳しい人)

「おてらおやつクラブは立正安国論で日蓮聖人が説かれた教えの実践です」(日蓮宗の青年僧)

「おまえ、なんで浄土門やのにこの世を良くしようとしてんねん?」(真言宗の今城さん)

いろいろな信仰をもったお坊さんとのご縁が増えるほど、宗派とか教義とか面白くなってくる。絶対超えられないし、お互いにガチンコでぶつかってきてくれるのでちっとも気を緩めることができない。そこが「すごい」と思うわけさ。

娘の「指チュッチュ」が治らずどうしたものか・・・と本屋をブラブラしていたら「ゆびたこ」という絵本と目が合う(笑)表紙からして娘のための本や!と眺めてみたらもうドンピシャ。帯にも「これで指吸いやめられました〜!」「世界中が泣いた〜!」と後押ししまくり。

毎晩寝かしつけによんで一週間。連日「ゆびたこ」読んで!「ゆびたこ」読んで!を連呼。「指チュッチュ」しながら(笑)全くの逆効果、彼女にとっては別物、別の道でした。

「まあややこしいことはおいといて、ほら、宗派をこえているのがすごいじゃないですか」という人は「どの教えも行き着くところは一緒ですから」という答えを期待しているようだ。でもどうだろう。それは道を歩まぬ人の言うことではないだろうか。

「おてらおやつクラブ」の賛同寺院が1,000カ寺に近づいてきて、改めて感じるこの活動の魅力、道を歩む人たちが出会う「交差点」です。


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坊さんが経をこいた

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