2018/05/19 カレーの食べ方

ここ数年カレー界隈がざわついている。

お寺でカレー、仏教はインド発祥だからカレー、こども食堂でカレー。空港ラウンジでカレー。多様な選択肢やシチュエーションで、そんな取り入れ方、考え方、食べ方もあるんですね、ダイバーシティですね〜、とりあえずいいね!おしとくね〜、ハッシュタグ多すぎ、うぜ〜、なるほどですね〜、承知しました〜、かしこまりました〜、なんだけど(笑)

カレーは一択。インデアンカレー。(我が家の家訓のひとつ)

暖簾をくぐり入店。「大たまご」おねがいします。黄色い札を受け取り着席。5秒でお水とキャベツのピクルス到着。

ピクルスを一口、周りのお客さんを眺める。スーツ姿のサラリーマン率高し。「自分のそんなころあったな〜。東京なつかしいな〜。あの娘は元気にしてるかな〜」「今日はスパゲティ率高いな〜。大たまごしか注文しないから食べたことないけど、どんな感じだろ。食べたら大たまごに戻れなくなっちゃったらどうしよう・・・」

ピクルスを二口、ルーかけ職人を眺めながら「今日のかけ方、またええ角度からかけてくれはるな〜、ちょうどええ感じやな〜、たまごの置き方優し〜な〜」パートのおばちゃんの接客を眺めながら「水のおかわり、タイミング最高やな〜、うちのお寺で働いてくれないかな〜」

着席後、30秒ほどで「大たまご」到着(着丼とかいわないよw)

カレーの食べ方。一ミリたりとも混ぜたりしない。お皿の上にあるがまま、「いま・ここ」の「大たまご」をそのままにすくいあげる。一匙ごとに、ルーが多かったり、米が多かったり、たまごが多かったりするのを、味わう。フルーティーに甘い、そして辛いが追いかけてくる。甘い。辛い。辛い。甘い。甘い。辛い。辛い。甘い。どんどんその感覚が短くなってくる。縦の糸が甘い。横の糸が辛い。遭うべきカレーに出会えることを、人はシアワセと呼びます。

すべての「大たまご」をすくいとる。

ほんま、阿弥陀さんの本願はありがたいな〜。僕なんてカレーのルーすらすべてをすくいとられへんな〜。ああ、このひとときが僕のマインドフルネスやな〜。でも、3分でなくなっちゃっうな〜(笑)

ごちそうさまでした。インデアンカレー丸の内店東京ビルTOKIAからは以上です。


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Seirou Matsushima

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