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【プログラミングの義務教育化】

 みんさんこんばんは!バグプログラミングです!今更ながらですが、ここ最近ようやく1日1回のnote投稿が習慣付いてきました!これからも「バイオ・プログラミング」をメインテーマにどんどん投稿していきます!
 さて、今回の投稿は「プログラミング学習の義務教育化」についてです。2020年、プログラミング教育が小学校で必修化されました。しかし「何をするの?」「本当に必要なの?」とモヤモヤしている方がほとんどかもしれません。「学習指導要領」の中身を見ていきながら詳しく解説します。

【プログラミングの義務教育化とは?】
 プログラミング教育が必修化するのは、「順序立てて考え、試行錯誤し、ものごとを解決する力」を養うことを目的とした授業と捉えてください。
 プログラミング教育必修化 = パソコンを使うスキルを身に付けるだけが目的ではないのです。このプログラミング的思考については以前にも言及しましたので詳しくはこちらからもどうぞ。


【学習指導要領とは?】
 プログラミング教育の必修化は「学習指導要領」改訂の一部として実施されます。「学習指導要領」とは、全国どこで教育を受けても授業にバラつきが出ないよう文部科学省が示しているカリキュラム編成基準のこと。年間の標準授業時数が定められているほか、各教科の目標や大まかな教育内容が定められています。

「この県では習うけど、隣の県では習わない……」ということが起こらないように、全国の学校はこれに従って授業を組み立てるのです。

引用元:https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2018/09/05/1384661_4_3_2.pdf

【なぜ必須化するのか?】
 これには主に3つの理由が挙げられます。学習指導要領から一部抜粋すると、

(1)プログラミング的思考を育むこと
(2)コンピューター活用力を育むこと
(3)プログラミング学習をもって他の教科の学習の理解を深めさせる

 (1)プログラミング的思考を育むこととは、一言で言うなら「論理的思考力」を身に付けさせると言うこと。課題を解決するために物事を分類し、いろいろな組み合わせを試す論理的思考力を身に付けようということですね。

 (2)コンピューター活用力を育むこととは、プログラミングを学ぶことでコンピュータや携帯電話などがプログラミングによって動いていることに気づけるようになろう。そして問題を解決しよう、ということです。コンピュータ等を上手に活用して身近な問題を解決していきます。

 (3)プログラミング学習をもって他の教科の学習の理解を深めさせるとは、簡単なプログラミングコードを記述してPCに命令し、他の教科の理解を補助することを目的にしています。
 例えば、命令は「5センチ直線を引く」→「時計回りに90度回転」を4回繰り返します。このことは正方形の定義である「4辺の長さが等しい」「4つの角が全て90度」であることの証明になり、算数の理解を深めることを補助しています。

 つまり総じて言えば、「パソコンやタブレットを学校で用意し、勉強にも取り入れていきましょう」という意味だと理解すればいいでしょう。ちなみにこの学習環境をICT環境(パソコン、タブレットなど)と言います。

 また、2021年からは中学校で、2022年では高校で必須科目となります。 中学生から本格的にコードを記述していくことになっていきます。卒業までに、HTML & CSS、Javascriptの基本文法を理解できるレベルになるそうです。

引用元:https://miranobi.asahi.com/article/13714

 最後に、これまで見てきたように、「プログラミング教育」とは単なる科目ではなく、様々なことを「分解・整理し、よりよく組み立てていく」ことを考える、考え方を身につけることなのです。そしてそれは低学年のうちから身につけるに越したことはありません。

 幼い頃から自分で考え、答えを導き出す「習慣」を身につけることで「学習」だけでなく全ての「生活」において、よりスムーズに答えを導き出すことができるようになると言われています。

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