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ゆるっとアニメ感想 ひろがるスカイ!プリキュア 第9話「勇気の翼、飛べキュアウィング!」

こんにちは、さくの進と申します。
本日もゆるっと、作品の感想などを書き連ねて行こうと思います。

本日は、毎週Twitterのトレンドになるほど大注目のニチアサアニメ、ひろがるスカイ!プリキュア第9話の感想です。

■プリキュアの歴史的瞬間!!キュアウィング誕生

ついに来ました!この瞬間が…!!

ひろプリの情報公開時から大きな注目を集めていたキュアウィングこと夕凪ツバサくんの初変身回です。

〜9話あらすじ〜
ランボーグが街を暴れ始め、スカイとプリズムが応戦する。UFO型のランボーグは上空を飛んでおり、駆けつけたあげはの作戦をもってしても高過ぎて届かない。一方捕まってしまったエルちゃんを救出するべく、ツバサは単身カバトンの前に立ちはだかり…。

いやあかっこよかったですね、キュアウィング!

エルちゃんを救うべく格上の相手に臆せず立ち向かう気高さ・勇気、そしてエルちゃんを守る騎士としての凛とした佇まい、飛べない鳥であるプニバード族の宿命を背負いながらも空に憧れ続けた少年が、翼のプリキュアを冠して夕焼け空を駆ける…。たくさんの属性とアツい展開がもりもりで、心がいっぱいの大満足な回でした!!

どうなるかな?と楽しみにしていた変身バンクも想像以上の仕上がりで、プリキュアらしくポップな可愛らしさを残しつつも、ジャンプや細かい動きが男の子の大胆なポーズがみえ、初の男の子レギュラープリキュアとして、大正解を見せてくれたと思います。(あととにかく表情がいい)

あとセリフです、「あなたのナイトが参ります」これやばいですね。かっこ良過ぎます。女児の初恋泥棒になっちゃうんじゃないでしょうか。
個人的に好きなシーンは、エルちゃんとスカイを救出したあと、プリズム&あげはと合流した直後のきょとん顔。自分が空を飛んだこと、プリキュアになったこと、現実に置いてかれて脳内処理している表情が、少年らしくて可愛かったです。

大注目の末、登場した男の子のプリキュア。私が特に評価したいのは、作品内で「男の子」「性別」ということを一切言及しない点です。プリキュアは、性別関係なく想いの力で変身するもの、それを証明してくれました。

20年前「女の子だって暴れたい」のコンセプトで誕生したプリキュアですが、月日を経てシリーズの根幹は残しつつ現代に対応して来ました。

キュアウィングの批判に当初のコンセプトを持ち出す方がいらっしゃいますが、プリキュアの本質は「女の子」ではありません。たまたまそこにいた、強い想いの力をもった戦士が女の子だっただけ。プリキュアとは女の子だから…とか男の子だから…といった偏見を乗り越えて、「なりたい自分」を体現する姿じゃないかなと思いますし、そこの感情に性差はありませんよね。

「男の子であることに意味を持たせないといけない」と語る方もいらっしゃいますが、プリキュアになるのに「誰かを救いたい」と思うのに性別は関係ありません。あえて意味付けするとしたら、これまで「男の子だからプリキュアになれないんだよ!」と言われてこれまで遊びに誘ってもらえなかった男の子が、キュアウィングとして一緒に遊べることです。「女の子の番組でしょ!」と言われ遠慮していた男の子やそのご家族が、「今は男の子もプリキュアなんですよ」と言って堂々とショーなどに参加できること。これ以上の価値ってないと思います。

■アンダーグ帝国について

また少し違った視点でのお話になります。今回、カバトンの闇が垣間見えたと少し話題になっていました。

ツバサ「こんな小さい子が知らない世界で放り出されて、助けてあげたいと思うのは当たり前じゃないか」
カバトン「わからん。お前なんか嫌い」

ここのカバトンが、いつものおちゃらけた感じではなく冷酷に言い放っていたのが印象的です。また、その後の呆然とした表情…絶対過去になんかありますよね。カバトンのセリフで特徴的なのは“俺TUEEE”と“脇役”です。

俺TUEEEというのは、なろう小説なんかで見られる表現なのですが、例えば平凡な主人公が神などの超次元的存在に圧倒的なパワーを与えられて、敵を無双する時などに使われます。
カバトンはおそらく真面目に頑張っていた時期があるのでしょう。でも、周りに自分よりはるか上の力を持った“主人公“がいる限り、彼はただの“脇役“にしかなれなかったのでしょう。超次元的存在(黒幕)に力を与えられて、弱いもの(一般人)に強さを振りかざす姿は、なろう系の主人公と重なりますね。

まだまだ謎に包まれるアンダーグ帝国ですが、プリキュアの追加とともに彼ら敵キャラたちのモチーフも見えてくるのが楽しみですね。
スマイルプリキュアの童話における悪役(魔女、狼、鬼…)や、プリンセスプリキュアの夢を絶望に導くもの(シャット、クローズ、ロック…いずれも“閉じる”“鍵をかける”と言った意)など、プリキュアシリーズは悪役モチーフも魅了的なので、次回以降も大期待です。

■さくの進の小話

ここからは、さくの進の自分語り&プリキュアおたくチックな内容です。
今回の主旨とは若干外れるのでバック推奨です!

自分ごとですが、さくの進、生粋のプリキュア世代なんです。

文字通りプリキュアと共に幼児時代を過ごしていました。友達が集まればプリキュアごっこが始まり、壁を敵に見立てて壁キックを繰り返して遊んでました。特にさくの進に大ヒットしたのはプリキュア5で、プリキュア5の黄キュアことキュアレモネードが大好きでした!!(衣装持っていた気が)
仮面をつけられるトラウマ回なんか、幼心に残っていますよ…。

また、2月某日には池袋のプリキュア展にも参戦しました。自分の思い出を振り返りつつ、各プリキュア作品に込められたアツいメッセージに感動しました。
(特にプリンセスプリキュア、HUGっとプリキュアはお気に入りのシリーズ)

今作ひろプリは、プリキュア20周年作品として制作され、プリキュアシリーズの様々な“挑戦“が見受けられます。
今回取り上げたキュアウィングだけでなく、初変身を控えたキュアバタフライもシリーズ初の成人女性プリキュアとして注目を集める存在です。さらに、三人目の追加プリキュアとなった今でも、黒幕の考察はおろかカバトン以外の敵幹部の姿も見えません。エルちゃんの成長、追加プリキュア、4人のパワーアップ技、黒幕の目的などなど物語の根幹へはまだまだ先が長そうです。

まだまだ盛り上がるひろプリから目を離せない…!!
HUGプリ以来の、大ハマりするプリキュアになりそうな予感です!

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