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チベット死者の書

「チベット死者の書」というチベット仏教の仏典を読んで感じたこと。

勝手な理解で恐縮ですが、輪廻転生が前提で、生きることは苦しく、そこから解脱することが目的。目的達成のためには、死ぬ際に3つの方法がある。

1 死ぬと現れる眩しい光を直視する
2 死ぬと現れる欲望の幻想に惑わされない
3 生前のカルマによって生まれ変わり先が決まる

1の眩しい光とは、真理そのものであり、準備ができていないと真理を受け入れることは難しい。
(現実を受け入れるのは痛みを伴うこと)

2の欲望の幻想とは、執着であり、生前に執着から脱却していないと幻想に惑わされてしまう。

3の段階では、解脱するオプションは残されておらず、生前の行いによって次の生まれ変わり先が決まる。

いずれも生前準備しておく必要があり、そのときになって対処できる人はいない。

生まれ変わり先として、人間こそがピラミッドの頂点に位置する。なぜなら人間だけが意識して上記3つの準備ができるから。
逆に動物に生まれ変わってしまうと、意識を持ち合わせていないので、解脱の道は遠のいてしまう。

バズったストーリーや、すぐに消費されてしまうコンテンツではなく、1,000年以上続く話なので、磨きがかかっていて、理解する価値が高い。

宗教や哲学は他にもあるが、仮に誤っていたとしても、自分含めてみんな幸せ。

追伸 仏典のような難解な書籍を読むときこそ、ChatGPTの出番。


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