Ken Anbebe

人文社会科学を勉強する大学院生。BUMP OF CHICKENの大ファンです。

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最近の記事

063. 沖縄での学界(JALT)について

関連するのは、 英語教育についての007記事、英語学習についての027記事。 人生初の学界(国際学界)に参加した。 主題は、英語教育について。 場所は沖縄の那覇市。 空港に到着して、 ホテルまでタクシーで行ったのだが、 タクシーの運転手はホテルの場所も カーナビの使い方も分からず、 自分のグーグルマップで案内することに。 これが、なんくるないさーの哲学か、なんて思った。 また、そのタクシードライバーが 指導教員のピノ(カナダ人)を指して、 「お父さんかい?」と

    • 062. AEONの二次試験(@天神)について

      関連するのは、英語学習についての007記事、 AEONの説明会/選考会についての038記事、AEONの一次試験についての059記事。 二次試験は、模擬授業と面接だった。前回の反省点を活かして笑顔と抑揚を意識してできたと思う。やはり、自分のことばかりで生徒の名前を呼ぶということが難しい。その点に関しては、練習が必要だと思った。 手応えとしては結構ある。九州エリアの就活サポーターの太田さんは、とても優しい方でずっとお世話になっている方。その人柄の良さもAEONで働いてみたい

      • 061. 読書について(Vol.3)

        006, 029記事の続編。 いろいろな本をただひたすら片っ端から読んでいる。濫読に関しては、賛否両論あるが、やはりじっくり読むというのはまとまった時間がないと難しい。ゲシュタルトが構築されていない分野の本は読むのに時間がかかる。 知識は圧倒的な知識をベースにして得られる。前提知識のゲシュタルトがあることで、脳内のRAS(毛様体賦活系)というフィルターシステムによって情報の取捨選択が行われる。膨大な情報量を事前に持っているからこそ、その情報の価値が分かるようになる。

        • 060. 複雑系科学について(Vol.1)

          複雑系科学という分野が近年ずっと注目を集めているらしい。 科学はもともと、物事を単純化すればするほど真実に近くことができるということを信じていた。そこにはキリスト教的な思考様式が包含されている。科学は、単純思考から複雑思考へとシフトしていっている。 複雑系が最初に確認されたのはアインシュタインが貢献した量子力学の世界だと言われている。ニュートン力学である古典物理学が説明できない現象が次々とミクロの世界で観察されている。アインシュタインの相対性理論も複雑系と言えるだ

        063. 沖縄での学界(JALT)について

          059. AEONの一次試験(@天神)について

          関連するのは、英語学習についての007回。、AEONの説明会/選考会についての038回。 人には向き、不向きがある。プレゼンが上手い人もいれば下手な人もいる。練習の差といえば、それまでだけど、育った環境と自分の性格によるものが大きい。だからといって環境のせいにして練習をなおざりにするのもどこか違う。 AEONの一次試験は、筆記試験とデモ授業だった。筆記試験に関しては、かなりできたと思う。英語の基礎力的な部分は、自分はかなりある方だと思う。ペーパーテストでは、

          059. AEONの一次試験(@天神)について

          058. Learning strategy(Vol.1)

          I've been dedicated to learn huge amounts of colloquialisms through watching films and TV shows in English. I think learning both formal and informal expressions is essential for me to devevop my communicative competence. Watching videos

          058. Learning strategy(Vol.1)

          057. 社会言語学について(Vol.1)

          社会言語学についての知識を簡単にまとめる。 「サピア=ウォーフの仮説」が有名。 ざっくり説明すると、 世界観の把握の仕方(≒文化)が違えば言語も異なる という考え方である。 社会言語学は、言語と社会階級、言語と民族、言語と性、言語と場面、言語と国家、言語と地理など社会学と言語学をミックスしたようなものを扱う。 社会学的言語学、人類学的言語学、あるいは地理学的言語学、純社会言語学などと呼ばれる場合もあるらしい。 重要なポイントは2つ。 1つは、言語に優位差はないとい

          057. 社会言語学について(Vol.1)

          056. 自己と他者について(Vol.1)

          大学の講義のタイトルにも「他者と生きる技法」というものがあったことを思い出す。今になってようやく「他者」という概念の重要性が分かった気がする。特に、フランス思想・哲学では「他者」という概念をより重視すると、哲学者の千葉雅也さんがおっしゃっていた。 ここでの自己、他者は一般の言葉よりも抽象度の高い概念であり、単純に1個人を指す用語ではない。言葉でさえも、他者としての代表例に挙がる。 人間(生物)とはそもそも自己と非自己(=他者)を区別する自己複製システムである。ルーマンのオ

          056. 自己と他者について(Vol.1)

          055. いじめについて(Vol.1)

          脳科学者の中野信子さんの『ヒトは「いじめ」をやめられない』という本の要約と感想を書いてみる。 "「過剰な制裁(オーバーサンクション)」" "これが「いじめ」が発生してしまう根源にあるメカニズムなのです。"(p.26) ヒトにとって、集団の中で調和を保つことこそが最も適切な生存戦略だった。その名残のような機能が我々の脳の中に残っており、集団の和に馴染んでいない者を過剰に攻撃してしまう機能を有している。それが「オーバーサンクション」である。 本来ならば、敵を攻撃し、集

          055. いじめについて(Vol.1)

          054. お金について(Vol.1)

          資本の定義は様々である。資本=お金で考えると分かりやすい。 現代の金融資本主義は強欲資本主義とも言える。お金が世界を席巻している。 「お金とは信用である」というのは、落合さんや西野さんが著書で述べていた。「お金=価値の存在証明」であり、人間同士の不信感を拭うためのものだった。 お金はもともと「交換の道具」だった。今もその側面を担っている。貨幣に価値があるのは、「貨幣に価値があると誰もが信じている」から。一種の洗脳的要素が資本主義には包含されている。そもそもお金には何の

          054. お金について(Vol.1)

          053. 新たなるスタート(Vol.1)〜令和〜

          生活はいつも同じ感じで。新鮮さを探す日々。自分の思考を探すけれどあるものは仮のもの、借りたものばかり。自分で考えられることが一つのテーマだけれど、それを行うようにできるには意欲(モチベーション)、ゴールがあることが前提となる。IQの高さには、知能だけでなく、意欲が大切になる。 意欲を高めるにはどうすればいいか。このことを考えている時点で意欲が低いとも言える。やりたいことをやっているときにモチベーションは問題にならない。モチベーション格差という言葉もあるように、モ

          053. 新たなるスタート(Vol.1)〜令和〜

          052. ゴール設定について(Vol.2)〜ゴール設定に必要なもの〜

          019回の続編。関連するのは、004, 017回。 ゴールがあって認識が生まれる。そのゴールを作るのは、自分のやりたいこととそれに付随する大量の知識。大量の知識がないままのゴール設定はなかなか大変であるし、誤ったゴール設定になってしまう可能性がある。 何をやりたいかということも知らなければその範囲は広げることができないRASをオープンにしなければ同じ情報ばかりしか頭に入ってこなくなる。常に新しい情報を手に入れる姿勢をとることが大切である。 現状を超え

          052. ゴール設定について(Vol.2)〜ゴール設定に必要なもの〜

          051. 『7つの習慣』について(Vol.1)

          関連するのは、自己啓発本についての011回と習慣についての048回。 自己啓発本には、昔から興味があった。最近『7つの習慣』を解説した本を読んだので、簡単にまとめてみる。『7つの習慣』は、聖書の次に世界中で読まれている本だと言われている。自己啓発系の本の内容のほとんどは『7つの習慣』に当てはめて考えることができるらしい。 「7つの習慣」とは、依存から自立、相互依存へと成長するための習慣である。習慣には「私的成功の習慣」と「公的成功の習慣」がある。 第1の習慣:主体的であ

          051. 『7つの習慣』について(Vol.1)

          050. TOEICについて(Vol.1)

          関連するのは、英語学習についての007回。 TOEICの英語は、無味乾燥な英語の文章の集まりである。知性を感じることのできないただのビジネス調の英語だからなかなか楽しく勉強することはできないという気持ちになってしまう。 TOEICのような基準で誰かの英語力が決まってたまるか、という気持ちでいっぱいになる。 もちろんまったく問題が解けないのは論外だけどTOEICを英語の基準にしてほしくないと強く思う。本物の英語はもっと奥が深くて終わりが見えなくて面白いもののはずである。

          050. TOEICについて(Vol.1)

          049. 歴史学について(Vol.1)

          歴史学は古典学でもある。 人類の過去の営みを、残された資料(モノ)・史料(紙ベース)に基づいて考える学問。 日本社会は、他の地域と比較して、日本語で書かれた史料の数量、バリエーションが豊富に残されているため、それらの解読が学問手法の中心になる。 史料無しには人文科学の一翼を担うことはできない。 事実の確定においては ①史料学(史料そのものの探索・収集・分類の学問、方法論の一部) ②史料批判(歴史学の手法としての特色) が中心となる。 歴史学は役に立つのか? ①

          049. 歴史学について(Vol.1)

          048. 習慣について(Vol.1)

          人間の日々の習慣を決定づけているのは脳である。 ビジネス書『7つの習慣』の著者、スティーブン・R・コヴィー氏は、「私たちの人格は、習慣の総体である」と述べています。また、多くの成功者がバイブルにしている『自助論』の著者、サミュエル・スマイルズ氏は、「人は習慣の集合体であり、習慣は第二の天性である」と伝えています。 "意志力なんか当てにするな! 習慣化を成功させる、上手な "しくみ" の作り方。" 幸福を説いた哲学者、ウィリアム・ジェームズは、「習慣が変わ

          048. 習慣について(Vol.1)