はい、ひろしです！
年末年始バイト、12月31日編

【午前の部】
スーパー　
デリカ品出し　8時〜16時

スーパー店バイト大好きです
理不尽な人が少なく、行動範囲か少ないので
先を考える量が少ないからです
　　
4人のタイミー枠、8時〜16時　デリカ製造
2人が揚げ物、他2人が品出し
幸運にも品出しになりました
揚げ物はニオイが辛い…
　　
仕事は具体的に何をするか？
バカみたいに来ている2.3人前の寿司に
「本マグロ」「道産ササーモン」の　
金ピカシールを貼る↓こんなヤツ

「本マグロ」とシールを貼るが
マグロの部分は
具（マグロ）が乗らずシャリだけ
他のお寿司は普通に乗る
後で、店頭に出す直前に乗せます

貼り終わると、店頭に出て
バカみたいにバットに積まれた
店頭に並びきれない商品を　
2人でさばくという仕事でした
　
既に作られたオードブル、納豆巻、うまみ、茶碗蒸し、手巻き寿司、焼き鳥、等をうまく積んでいきます。　
ジェンガのように倒れたら負け、みたいな感じ
食べ物なんで、ギリギリまで積むというわけにはいかないんですが、7割ぐらいまで積みます

15時くらいにはかなりハケるようになり
大量にあった在庫がなくなると店頭バイトは終了

中に入り、唐揚げのパック詰め、ちょっとした清掃をしたらバイト終了時間になりました
怖いおばちゃんいないから好き♥
スーパーは、いがみ合う事ない平和的な場所

【夜の部】
高級割烹料理店
ホールスタッフ　17時〜22時

先ほどのスーパーから歩いて約30分
昨日と違いギリギリなラインを攻めました
絶対に時間内で着ける距離など、バイトとバイトを組み合わせて考える過程、ワクワクします

北の繁華街　ススキノ16時半くらい
メンズバニラ（バニラで高収入）走ってました
さすがはススキノ

こちらのビルでいま一番熱い
高級割烹料理店です

着いたら17時40分　ギリギリです
亭主の第一声

亭主「君、何できんの？」
私　「あ、洗いです」
亭主「ドリンクは？」
私「作った事少ないです」
亭主「…」

もう一人バイトが先に来て
トイレで着替えてるとの事

ワイシャツ、ネクタイ、上着が用意されていて
自分は店内で着替えていると、今日の相方登場

20代後半、パーマをあてた
いかにも飲食店好きそうな男性
でも、何故か爪が長い…

亭主から、店内のルールを説明される
・食器、グラスが高級なので気をつけろ
・「お願いします」と料理を出す合図を言ったら
　すぐに来い
・洗い物は、器具を優先し
　食器類と一緒に洗うな
・最悪、カウンターに食器、グラスを並べ
　客が帰ってから洗え
　
相方がドリンク、自分は皿洗いで決まる

今日の客は１組のみ　
もう１組は直線キャンセルになった（苦笑）

30分すると一人の男性が来て
奥の部屋（掘りごたつ）に入る
その後20分後に家族8人か来て始まる
（関係性は不明）
　
亭主とお客が料理の打ち合わせをする
その後　コース料理が始まる

亭主の料理工程を常に見る
器具の洗い物が出れば言われる前に
小さな後ろにる場所で洗う

料理が出来ると二人で亭主に質問する
（お客に質問されても答えられるよう）
その後、ゆっくり戸を開け
説明して配膳する
　　
ある時、薬味で塩が出たので説明を求めた　
「イギリス　マルドンの塩」と言われ
お客の淑女に配膳時説明すると
マルドンね、と言われゾッとした
（普通に分かるの？）

食べ終わった食器が出てくるが
カウンターに並べても良いといわれたので
わざとカウンターに置いた

途中、洗い物をしていると
亭主の小声が聞こえて反応すると
「肉用のフォークとスプーン」と言われた

揃った大きさがなくわからなく
シルバー入れを持って戸惑っていると
いきなり亭主がシルバー入れを力強く
ガシャガシャ中のシルバーを漁り　
スプーンをテーブルに投げた

その後
料理を出す際に説明する声が震えた

久しぶりの緊張感を味わいながら
基本的には器具や料理で使われたトレー以外洗わないでいると、相方がカウンターに溜まった食器を見て
「食器そろそろ洗ったら？」と言われるが
後で洗うから、と洗わず

多分、普通の考え方ではそうかもしれないが
「高級食器を割るなよ」と言われているし、
店の裏側は狭く、洗い場も小さく、洗っても
置く場所はなく、いつ料理を出すかわからないので、常に料理が出てくるのを待っていた

お客が帰る際は、皆で見送りをした　
その後、2時間半を掛けてグラスと食器を洗う

グラスと食器を一緒に洗う事も禁止していた
多分、飲食店の共通ルールのようだ
あの焼肉屋も、あの高級ホテルも
今思えば洗う場所が違った

相方に相談する
「グラスの洗い方がわからない」と　

相方は「グラス洗うよ」と言ってくれ
一度洗剤を付けたスポンジで洗い
すすぎぐ際に手で呑み口を回しながら洗う
拭くときは、指紋を付けないよう布で覆いながら
拭くといい、と教えてくれた

めちゃくちゃ良い人だ

亭主から気に入られたのか、30分残業をお願いされ、その分現金でくれた
知らんけど

まかないを頂いた

意外に質素で、感動が薄い
前日のまかないの方がまごころ感じたし
正直、お客のコース料理を少しづつ残した物の集大成な感じがした　
うまいとレビューしていた奴の舌がしらねー
懐石料理というより創作料理
上品さに欠ける味だった

実は、皿洗いというポジションには
特権がある
皿を洗いながらお客の残した物が食べられるので、まかない以外も食べていた　

（昔、テレビで料理見習いが皿を洗う際に
皿に残ったソースを味見して舌に覚えさせ
勉強するシーンがあった）

ウニソースも、かなり味が濃い
タルタルソースは、食べたことない目が覚めるくらい美味しかった

まかないを食べながら、亭主と話した
料理中は人格が変わってしまう、と目を笑いながら話す
亭主は長髪でメガネを掛けているが
目がキラキラして、信念が強い男性特有な目

「店長とお酒飲みながら話したら楽しそう」と
言ってみると、「つまらないよ」と言いながらも少し喜んだ顔をした

まかないの食器洗ったら終わりね、と亭主がいう
自分より早く食べた相方は、先に食器を洗い
自分の分は自分で洗うから、と言っても
優しく洗ってくれた

めちゃくちゃ良い人だ
最後は二人そろって店を出た

【ここで働いた理由】
タイミーのレビューをあらかじめ
読んで、亭主が気になった為

中年になると、他人からなかなか怒られない
私は怒って欲しい
自分の気が付かない悪い点が削ぎ落とされることで、きっと役に立つ人間に成長できるから

31日の深夜
ラブホテル街を通り抜け家に帰る