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浄土真宗! 獲信! 他力信心! 光雲先生のグループで聞法してます(8)

法話『南無阿弥陀仏はやまびこ』


(これはご法話の書き起こしです)

南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏



はい皆さん、遠くからよく来てくれました。

今日はね、こっちには湖があって、向こうには比良山、きれいな山がありますね。

これは、浄土真宗を作ってくださった親鸞さまが、若い時におられた比叡山の、ちょうど裏側ぐらいになるんです。

だから裏比叡って呼ばれたりして、昔からお坊さん達が修行のために歩いたりするようなお山なんです。

だから、とても神聖なっていうか、とってもいい気持ちがします、歩いてるとね。

今日は、先生は、遠足の時の話をしたいと思います。

先生は、遠足が大好きでした。先生の時は、おやつは150円まで。でも、もう40年も前のことなんで、150円でもいっぱい買えました。

短い遠足の時は100円。今だったらちょっとしか買えないね。でも先生は、あの頃は、ジューシーっていうラムネとかね、それとかラムネの中でも、コーラ味っていうのがあってね、口に入れたら、シュワシュワシュワシュワってなるのがあった。

それとか、こんなね、なんかトゲトゲした形のラムネで、口に入れたら、パチパチパチってなるのがあったんです。そんなのが好きで、遠足はとっても楽しみやった、ね。

で、お山に登りました、みんなで。とっても綺麗なお山に登りました。

そしたら、先生が「はいみんな、上がってきましたね。じゃあみんなで、やっほーって言ってみましょう」って、言ってくれました。

「やっほー」って言ったら、返ってくるよね。それをやらせてもらいました。

あー不思議やなあ。

「やっほー」って言ったら、ちょっと待ったら、「やっほー」って返ってくる、ね。

「どうしてこんなことになるのかなー」って、思ってました。

でね、「この、やっほーっていうのは、阿弥陀さまのお念仏とおんなじやなー」って、昨日、思ってたんです。

阿弥陀さまが、まず、「やっほー」って、「南無阿弥陀仏」、「やっほー」って、言ってくださってるの、いっつも。

まず言ってくださってるから、それがぐるーっと回って、私のところに届いて、で、「南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏」って、私たちは言っとるね。

でも、

「いやいや、ただ口で言ってるだけ」とか「僕の口から出てるだけ」と思うんだけど、本当はそうじゃないんです。

仏さまが、先に、「南無阿弥陀仏」って、大きい声で言ってくださってる。でね、「返ってくるかな?」って、こうやって(耳に手を当て)待ってる。

でもね、私たち、なかなか返してこなかった。

阿弥陀さまは、ずっと昔から、「南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏」って言って、返ってくるの待ってはったの、こうやって。(耳に手を当て)

だから、いま私たち、さっきお念仏したけど、それは全部阿弥陀さまが先に言ってくれた南無阿弥陀仏。それを、私の口を通して、「南無阿弥陀仏」って言ってる、そうなってるんですよ。

だからね、「やっほー」って聞いたら、「あー返てきた、返ってきた」って思いますが、私たちが「南無阿弥陀仏」って言うたんびに、阿弥陀さまは、「ああー、言ってくれた、言ってくれた、言ってくれた。あー、言ってくれた、言ってくれてるねー」って、よろこんでくださってる。

だから、皆さん、お念仏する時、ここ(口)だけのような気がしてるけど、本当はそうじゃないんですよ。

阿弥陀さまが、はるか昔からずっと「南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏」って言ってる願い呼び声が、私を通してこの口から「南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏」って出てきてる。

だから「南無阿弥陀仏」って出てくることが、阿弥陀さまがおられる証拠なんです。

これより他に、阿弥陀さまがおられるっていう証拠はないんですよ。

だからその南無阿弥陀仏がね、「全然ありがたくない」とか「ただつぶやいただけ」とか、そんなのはなーんにも関係ない、ね。

「南無阿弥陀仏は、阿弥陀さまのやまびこで、となえさせてもらってるんやな」っていうことを、今日は覚えて帰ってください。

これで、今日の先生のお話はおしまいです。

はいじゃあ合掌してね、お念仏しましょうか。

はい、やまびこだよ、これがね。



南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏



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