空を飛ぶ夢

まだメタボリック症候群だった一年ほど前まで、空を飛ぶ夢をよく見ていた。「えいっ」と力を入れると足が地面から離れ空中へ。思い描く方向へ自由自在に、思い描いた速度で空を飛ぶ。止まりたいとおもえば地面にゆっくりと着地するので好きなところに毎晩旅行に行けるようなものだ。

しかし楽しい時ばかりではない。時には何か得体のしれないものに追いかけられたり、飛んでいる最中に地面に突き落とされるような恐怖をあじわうこともあり、そんな時はベッドから落ちそうだったり、びっしょりと汗をかいてうなされていたり、短い間息が止まっていたこともあった

つまりは私の場合、当然であるが幽体離脱をして空を飛んでいるわけではなく、メタボリック症候群であるが故に睡眠時無呼吸症候群があったり、いびきをかいて呼吸が苦しく、心臓に負担がかかったために体がふわふわするような感覚を感じ、これが空を飛ぶ夢につながったのだろうと思う。

大幅に体重が減っていびきも書かなくなった今は空を飛ぶ夢を見ることはなく、朝までぐっすりと寝ている為か夢を見た事を忘れてしまっている。

もう一度空を飛んでいるときの爽快感、開放感を味わってみたい気もするが、今度はメタボリックで体に負担がかかっているが故の夢ではなく、純粋にスピリチュアルな体験として幽体離脱で宇宙まで旅行したいと思っている。


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