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S6 レート1817記念 構築記事 ワニとウナギとウサギのサイクル

初めまして。射命丸と申します。去年の7月から剣盾でポケモンランクマを始めて、前期にレート1800を初めて達成したので、記事を書かせていただきます。
初の構築記事なので、温かい目で最後まで読んでいただけたら嬉しいです。


構築経緯

相棒は炎御三家と称してデビュー当初から必ず入れておりました。SVでは当然ラウドボーンが該当するわけで、ラウドボーンを無理なく活躍させられる構築が出発点となりました。

その中で、悪タイプ持ちの準伝達に抗うには?
鉢巻マリルリ刺さってる!という安易な発想から構築を組んでいきました。実際にはかなり相性が良く、環境にいるパオジアンのどの型でもどちらかが通るのは大きな強みだと感じました。

途中までは微サイクルもできる対面構築でしたが、構築を見直し最終的に対面もできるサイクル構築になりました笑

それでは、個々の紹介に参ります。


ラウドボーン

@おんみつマント ノーマルテラスタル
HB252 S4  ひかえめ

S1から入れている相棒枠。レギュAでは物理環境だったため、ゴツメを使っていたり、S3あたりはあくび祟り目型の別個体を採用していたり。
ただし、共通するのはずっと同じ調整で使い続けていること。
最終的に落ち着いたおんみつマントは塩漬け意外にもつらら怯みでワンチャンを狙いに来たり、マジカルフレイムやアシッドボムで強引に突破させない付加価値を生み、手堅い勝利に貢献していた。

元の耐久により頼れる物理ストッパーであり、攻撃しながら積みアタッカーもできるフレアソングはヘイラッシャやドオーには真似できない唯一無二の性能をほこる。
キョジオーンにあと投げができ、岩タイプが半減なのを利用してフレアソングの起点にできるのが強み。
対面であえて鬼火を挟み、安易に物理アタッカーに交代をさせない動きも行動を縛るのに一役買っていた。
また、マリルリやカイリュー、パオジアン入りに呼びやすいHBウルガモスを完封したり、技構成次第ではテツノドクガからも抜群を取られないのもポイント。レギュB環境と違い、眼鏡オバヒがドクガから飛んでこないことも追い風だった。

炎、地面の技範囲は優秀で火傷を嫌って炎テラスをする相手に通るように大地の力を採用。
S1から使い続けたノーマルテラスも択負けをしない限りは裏目に出ることは少なかった。

カミ、サフゴからテラス読みムンフォとゴルラが飛んできて負ける試合もあったが、相手の択が上手かったと切り替えるようにしていた。

シビルドン

@とつげきチョッキ 鋼テラスタル
HC252  B4 冷静

実は構築の最後に採用されたポケモン。
1800を目指す際に友人から「セグカミラッシャに強いポケモンあげるよ」と言われ、受け取った。

放電で火力が出せるのはもちろん、鋼テラバーストとヘビーボンバーの両採用により、セグカミラッシャには苦戦しなくなった。
テラスタルを切る優先度は低いものの、ラス1のハバタクカミ対面でテラスタルを切り、ヘビーボンバーを決め白星を掴んだ試合は狙い通りの展開だったと言える。

また、ディンルーよりも遅い調整がなされているが、交代読みで草結びを仕掛け、ダメージが1/3程度でDに振っており、黄色ゲージ手前まで削れたら振っていないと判断ができたのも、助けられたポイントだった。
ツツミのドロポンを確定3発で受け切る性能があるので、頼れる特殊受けだったのは間違いない。

前々期であるS5の枠はチョッキエルレイドを使用していたが、ラウドボーンとの補完として地面の一貫が切れること。ロトムが重くなりがちだった構築にハマる最後のピースとしてこの上なかった。

余談にはなるが、ポケモン対戦を始める前からルカリオ使いのreboさんが憧れのプレイヤーで今も師匠と呼んでいる。その方が3月にシビルドンを一時期使っていた経緯を踏まえて、友人から受け取ったシビルドン入りで初の1800に到達したのも少年漫画のような展開で自分の中では熱いものが込み上げた要素だった。


マリルリ

@こだわり鉢巻 炎テラスタル
HA252 S4  いじっぱり

間違いなくMVP。先発に来るディンルーに無類の強さをほこっていた。
初手でディンルーにテラスを切らせるor交代してくる読みでじゃれつくかアクアブレイクを選択するだけで相手が半壊していく火力を持っていた。

ディンルーがテラスを切らずに居座った場合7〜8割削られるため、一気に消耗させられサイクルを有利に進めることができる。
また、一度交代をしたり、後発に出してもアクアジェットで役割が持てるのでイージーウィンを量産したのはマリルリのおかげである。

また、前述の通りどの型のパオジアンが来てもラウドボーンかマリルリを通せる点は組み合わせとして優秀だった。

悪の場合→ラウドボーンは勝てないがマリルリには打点がない。
電気の場合→マリルリはワンパンされるが、多くの場合悪技は不意打ちのみ。など。

注意点として先発で最も出し負けが起こったのはカイリュー対面。飛行テラバーストも鉢巻神速も受からないので、行動アドバンテージを取られてしまい、そのまま負けに直結した試合もあった。

ただ、それ以上に活躍した試合が多数なので文句なしのMVP。


パオジアン

@命の珠 電気テラスタル
AS252 B4  ようき

準伝解禁初期からメジャーだった型を使用。
言わずもがな、氷と電気タイプの技範囲が優秀であり、こちらがパオジアン1体を残し、お相手が3体いようと簡単に試合をひっくり返すパフォーマンスができるのが強み。

マリルリで荒らし、ラウドボーンで止め、疲弊しきったところをパオジアンで締めるのが選出として多かったが、前者2匹にお株を奪われ登場しない試合も多かった笑

自分のプレイングが反省として大きいが、先発にパオジアンを投げ、ディンルーを出された試合は大抵負けていた。
そういう時に限って水テラスを切られ、つらら半減。完全に選出を読まれ押し切られる。
どうやら先発向きではないらしい。

ただ、パオジアンを見せる前にブーエナでS上昇したカミを引かせるなど、絶対に上を取られない展開を作った際は気持ちがいいほどワンパン劇場をしてくれるため、外せない1匹でもある。
終盤にかけて選出率は高くなかったが、出し間違いをせず、択を通せば一方的な試合展開を作り出せるのが魅力。


サーフゴー

@こだわり眼鏡  飛行テラスタル
CS252 H4  臆病

牽制枠。選出率は全体的に高くないが、搦手を主体にした構築に対しての先発や引き先として投げるのに活躍。
S5はスカーフで採用していたが、火力不足を感じ眼鏡に変更。Cが133とハバタクカミと2しか違わないのに、火力不足を感じるとは一体…
実際にはヘイラッシャのあくびループを止め、交代読みでゴールドラッシュを連発して後続に負荷をかける動きは圧倒的だった。

また、環境では耐久に振っているサーフゴーが多数なため、ミラー対面で最速で高火力のシャドーボールを撃ち込み何もさせず突破できたシーンがあったため、眼鏡に変更は正解だった。

シビルドンを採用した際に一度、眼鏡ハバタクカミに変更したが、毒の一貫を取られたこと。シビルドンに初手テラスを切らなければならない動きが発生したため、状態異常をしてくる相手から行動制限をさせられることに気付きサーフゴーへ戻した経緯がある。

そのため、選出圧力をかけられる点では多大な貢献をしていたと言える。

カイリュー

@ラムのみ 飛行テラスタル
AS252 H4  いじっぱり

最初はノーマルテラスを使用。構築バランスを見直す中で個体変更を行なう。S3に使用していた飛行カイリューが一周まわって刺さるのでは?と思い、採用。
カイリューの型は多けれどテンプレートがだいたい絞られることを逆手に取り、地震ではなく逆鱗を採用。
サーフゴーやジバコイルなど地面技警戒をしてくる対面でテラスタルを切らせ、逆鱗が通りやすいのでは?という仮説を立て、見事に功を奏した。
持ち物として鬼火が飛んで来やすく、使われないとしても逆鱗の混乱解除にも使えるラムのみを採用。
ステロ持ちパーティーに選出をしないという動きをあらかじめ決めることで、先発でも後出しでも対応できる型として活躍を見せた。
結果、カイリューを投げた試合はかなり勝率が高かった。

基本選出

マリルリ+ラウドボーン+@1

マリルリが基本的に不利を取られない対面が4体以上いたら先発。
ロトム、マスカーニャ、ジバコイル、テツノカイナなどの天敵がいる場合はあと投げor選出しない。
その場合、サーフゴーorシビルドンを先発に置く。
ウルガモス入りなど明らかにカイリューに状態異常技をしてきそうな構築の場合、あえてカイリューを先発で出し、竜の舞をして行動アドバンテージを取る。
など。
キツかったポケモン
イーユイ:カイリューかマリルリを通すしかないが、当然お相手もケアをしてくるため、勝率はまずますといったところ。

ハバタクカミ:トップメタなので、抗う手段は持っている。シビルドンやマリルリを通す動きはするが、型を読み間違えると一体倒されてしまうのはさすがの性能といったところ。

感想
S5で初の最終4桁を達成し、S6に初の1800を達成。ここだけなら良いペースで進められているが、それまで5桁の常連であり、剣盾時代は常に負け越していた。
6/10に控えるパルデアフェスタに参加する予定で、チーム戦なので、一緒に参加するメンバーのためにもう一段強くなりたいという原動力があった。
何より、弱かった時期を自分が1番知っており、その頃の自分と同じように5桁6桁で伸び悩んでいる人たちに勇気を与えられたらと思い、対戦をしていった。
好きなポケモンで勝つというのは対戦の1つの醍醐味だと思うし、自分の憧れたプレイヤー達は共通してそのスタイルを貫き結果を出していた。

自分は炎御三家を必ずパーティーに入れるというスタイルを持って半年ほどラウドボーンと走り、こうして結果に繋がり嬉しく思う。
1800達成の試合を最後にラウドボーンが決めてくれた瞬間は涙が出そうになるほど嬉しかった。
次は3桁チャレンジをしたい。

Special Thanks

・Twitter上で初めて構築相談に乗ってくださり、憧れのプレイヤーであるreboさん。最初に貰った構築の組み方のアドバイスは今でも考え方の土台になっていますし、今回の構築にも多大な影響を受けました。

・S32でランクマデビューをした際に自分で構築を組んだお手本にしたせっきーさん。当時、ルカリザ構築で直近で結果を残された方がいたことに感動。S5で結果を残された時は自分のことのように嬉しかったです。

・前述のパルデアフェスタでチームを組んでくださり、今回の原動力となったshigureさん、セルゲイナスさん。チーム戦やってみたいという自分の呟きから、カタチになったのはひとえに感謝。大将やらせてもらうからには勝てるようにというモチベーションに繋がりましたし、支えになりました。

・対戦のリアルタイムな環境とプレイングを普段勉強させていただいている実況者の方々。ランクマに潜らない日でも楽しく勉強させてもらってます。

・ふと構築記事書いてええもんか?という呟きに対して背中を押してくださったTwitterのフォロワーさんたち。TNしゃめいまるを命名した時から構築記事ブログは文々。新聞のタイトルを使いたいと漠然と思ってたことが図らずも実現できました。

・新進気鋭のルカリオ使い、実は裏で使っていた構築のアドバイスをしてくださってた たんぱくしつさん。S7はそっちの構築を土台に結果を出すことが最高のお礼と思ってます。普段から仲良くしてくださり嬉しいです。

・最後に。シビルドンを託し、パルデアフェスタのチーム発足のお膳立てをしてくれためろんちゃん。自分の発想だけだと、1800に行ける構築は組めなかったし、「行けなかったらもう1匹送る」と応援なかったら中途半端に終わってたかもしれない。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
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@bunbunsh1nbun

射命丸 ポケモン垢

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