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【NYY】2024 ヤンキース戦力大分析note

どうも。遂に受験生になってしまう文々です。
いよいよ2024年シーズン開幕が近づいてきました。今年もSoto獲得など大型補強(そしてCole負傷などILも大型補強)をしてきた2024年のニューヨーク・ヤンキース。今回は戦力分析を兼ねて選手たちの紹介をしていこうと思います。

Managers
Aaron Boone
今年で就任6年目のBoone。WS優勝、そして4年連続のAL退場王を目指し、今年も選手たちのために熱くなること間違いなしでしょう。

主な野手陣(成績はSteamer Projectionsから)

Catchers
Jose Trevino 77G .243 8HR 33RBI OPS.670 rWAR2.0
Austin Wells 71G .231 11HR 38RBI OPS.716 rWAR1.5

2022年シーズンにプラチナグラブ賞を獲得したTrevinoと打撃がウリのWellsでの併用が見込まれます。Trevinoは5試合で2個の盗塁刺を記録。Wellsはここ最近7試合で17打数7安打2HRとしており、好調を維持しています。

Infielders
Gleyber Torres 149G .269 25HR 87RBI OPS.800 rWAR3.8
Anthony Volpe 143G .228 20HR 68RBI OPS.716 rWAR2.7
DJ LeMahieu 136G .257 15HR 60RBI OPS.731 rWAR2.2
Anthony Rizzo 128G .242 24HR 78RBI OPS.771 rWAR1.4
Oswald Peraza 60G .245 7HR 28RBI OPS.709 rWAR0.9

1番打者での起用が予想されているLeMahieuが自打球で右足を痛め、開幕に間に合うかは現時点では不透明になっています。Perazaは右肩のケガにより6‐8週間の離脱予定。
しかしRizzoはST全体で打率.433、OPS1.241と絶好調。Volpeも16日のTOR戦では4打数4安打の大当たりと好パフォーマンスを見せています。

Outfielders
Juan Soto 150G .283 38HR 103RBI OPS.979 rWAR6.7
Aaron Judge 150G .269 46HR 114RBI OPS.949 rWAR6.2
Alex Verdugo 113G .267 12HR 55RBI OPS.742 rWAR1.5
Trent Grisham 65G .221 9HR 30RBI OPS.727 rWAR1.2
Jasson Dominguez 36G .232 4HR 17RBI OPS.698 rWAR0.3
Oswaldo Cabrera 29G .235 4HR 14RBI OPS.692 rWAR0.3

注目は何といってもSoto。ST全体で4HR、10RBIはチーム2冠。今年の一番の補強として期待されているSoto。左打者有利のヤンキー・スタジアムでどんなパフォーマンスを見せてくれるでしょうか。
心配なのがJudgeです。3月は5試合で12打数ノーヒット。現地10日のATL戦を最後に腹直筋の不快感を訴え、出場なし。MRI検査の結果は異常なしで開幕には間に合う見通しですが、いまだに打撃練習を再開できていないのが心配です。
TJ手術からの復帰を目指すDominguezは順調にリハビリをこなしており、投球練習も再開。春にマイナーでのリハビリ出場を予定。夏ごろの完全復帰を目指します。

Designated Hitters
Giancarlo Stanton 105G .230 26HR 67RBI OPS.787 rWAR0.8

体重をかなり落としたことで注目されているStanton。STでは最初の6試合で15打数1安打と絶不調でしたが、ここ最近5試合では17打数7安打と一転して調子を上げています。現地16日のTOR戦では打球速度116.0mphのHRを放っており、自慢のパワーもまだまだ健在のようです。

主な投手陣(成績はSteamer Projectionsから)

Starting Pitchers
Marcus Stroman 11-9 170IP ERA4.01 144K fWAR2.2
Carlos Rodon 11-9 166IP ERA3.77 198K fWAR3.1
Clarke Schmidt 10-10 159IP ERA4.37 138K fWAR1.6
Nestor Cortes 9-8 142IP ERA4.17 147K fWAR1.8
Clayton Beeter 6-6 98IP ERA4.55 98K fWAR0.4
Gerrit Cole 7-5 97IP ERA3.72 109K fWAR1.7
Luke Weaver 4-3 69IP ERA4.09 67K fWAR0.4

エースのColeはTJ手術を免れたものの、1‐2か月の離脱が確定。開幕投手に選ばれたCortesは球速上昇の傾向が見られます。復活を目指すRodonは現地18日のPHI戦で5回2/3をノーヒットに抑え、FAで獲得したStromanは現地8日のTOR戦で4回をノーヒットに抑えておりそれぞれ好印象を与えています。
コールの離脱により新たに必要になった5番手。現時点での5番手候補筆頭はBeeterです。96mph前後の速球とキレのあるスライダーを操るBeeterは現地11日のPHI戦で4回無失点と好投しました。今季TJ手術から復帰したGilは100mph近い速球を持っており、現地11日のPHI戦では3回2/3を投げて8つの三振を奪っています。Weaverはケガの影響もありSTでは3試合の登板にとどまっています。Coleが離脱している間にどれだけ持ち堪えることができるかがポイントになるでしょう。

Relief Pitchers
Clay Holmes 66G 4-3 31SV ERA3.23 68K fWAR0.7
Jonathan Loaisiga 64G 3-3 13HLD ERA3.77 56K fWAR0.4
Caleb Ferguson 63G 4-3 15HLD ERA3.33 74K fWAR0.7
Ian Hamilton 62G 3-3 13HLD ERA3.49 69K fWAR0.5
Victor Gonzalez 60G 3-3 12HLD ERA3.67 59K fWAR0.3
Ron Marinaccio 58G 3-3 10HLD ERA4.44 63K fWAR-0.2
Tommy Kahnle 48G 3-2 1HLD ERA3.99 52K fWAR0.2
Scott Effross 28G 1-1 1HLD ERA4.05 26K fWAR0.1
Lou Trivino 20G 1-1 1HLD ERA4.01 20K fWAR0.1

TJ手術からの復帰が予定されていたEffrossが今度は背中の手術により60ILスタート。TrivinoもTJ手術からの復帰を目指し60ILスタート。2人は今夏の復帰を目指しています。さらにKahnleが右肩のケガによりILスタートが濃厚。おまけに中継ぎ陣の大黒柱であったKingとPeraltaが流出と穴だらけのブルペン陣になってしまいました。
ブルペン補強はLADから左腕のFergusonとGonzalez。特にFergusonは昨季63試合登板とフル稼働を果たしており、貴重な左腕リリーバーとして数多の穴を埋めることができるか注目です。昨季ブレイクを果たしたHamiltonはSTで5試合に登板し、いまだ自責点はゼロと好調を維持しています。昨季のチームでのブルペン防御率は3.34とメジャートップ。メンバーが大きく入れ替わった今年のブルペン陣はどうなるのか期待です。

終わりに

やはりヤ戦病院状態から脱却することはできず、今年もNYYのILには豪華なメンツが揃っています。それでもFangraphsやPECOTAの順位予想はNYYを東地区1位に推しており、期待されているということに変わりはありません。SotoとJudgeの強力コンビを中心に話題沸騰間違いなしのニューヨーク・ヤンキースの戦いぶりにご期待ください。



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