ピックアップヌー《もっとまえ》(天久聖一)

**ピックアップヌーは文芸ヌー主催・天久先生の作品紹介ツイートのまとめです**

いただいたコメントがなくなってしまわないようにあつめました。もうておくれもあったけど、さかのぼれるだけさかのぼりました。よみものさがしのきっかけになるとうれしいです。


書き出し自選・八重樫の5作品(八重樫)
たった一行の書き出しにこれだけの推敲が重ねられていることに改めて感心。八重樫さんの最新作をヒントに次回のお題をつくりました。今後ともよろしくです!


オワッタ・ワンダフル・ワールド(puzzzle)
蛇口からジュースという小学生の発想が、キレのいい掌編に仕上がってます!


マタタビとコインランドリー(坂上田村麻呂の従兄弟)
雨のコインランドリーで偉そうな猫と話すという秀逸な設定からすげえいい話に!


書き出し自選 昼行灯の5作品(昼行灯)
昼行灯さんの自選。シュールな秀作が多い印象だったけれどやはりしっかりとした裏打ちがあった。解説からにじみでる教養。「わたし、夏子。北条政子から一文字もらって、夏子です。」はいま読んで面白怖いw

72,73/101(xissa)
xissaさんの72,73。まだxissaさんの文章を読んだことがない人はこれから読めるという楽しみがあります。


書き出し自選・さくさくの5作品(さくさく)
さくさくさんは初採用から質が高い作品ばかりで毎回どれを選ぼうか悩みます。「タカアシガニ〜」は書き出し作家の思考回路を追体験できる貴重な解説!三週間練った書き出しだったのか……今後ともよろしくです。


絶滅(インターネットウミウシ)
3回くらいひっくり返されるSF短編。最後の「師」が見事!よく書けてる〜〜


病院とミニ四駆(もんぜん)
グっと来るいい話です!

書き出し小説大賞200回記念「書き出し小説大賞マイベスト」(その1)

●書き出し小説大賞200回記念「書き出し小説大賞マイベスト」(その2)

書き出し小説大賞200回記念「書き出し小説大賞マイベスト」(その3)

書き出し小説大賞200回記念「書き出し小説大賞マイベスト」(その4)

書き出し小説大賞200回記念「書き出し小説大賞マイベスト」(その5)

書き出し小説大賞200回記念「書き出し小説大賞マイベスト」(その6)

書き出し小説大賞200回記念「書き出し小説大賞マイベスト」(その7)
作家さんたちによる書き出し小説マイベスト!コメントに愛が溢れております。読んで頂きたい。

200回で掲載本数は8000くらいあるそうですwそんなに選んだのか俺……選ばせてくれてありがとうです。


ゴールドブレンド(井沢)
エコな結局ウイルス(人間)が宿主(地球)殺さないために気ぃ使うってことでしかなくレジ袋有料化するなら人間をカンガルーみたいにポケットつき生物に品種改良する方がいい…作品じたいは愛嬌満点の好品です。


やさしいいいとも(葱山紫蘇子)
いいともは仏教。


ストロングゼロ(puzzzle)
puzzzleくんの前の作品に対する僕のツイートを元にまたpuzzzleが作品を書いてくれたというラリーコラボ、無限とが究極とかいまなら中二病で片づけられるけど、やっぱり創作の原点にある衝動だと思う。


井上さんの失恋のコンポート(紅井りんご)
なんだかくすぐったい失恋話からコンポートきっかけで思わぬ展開に……そしてミルフィーユのごとき多層な乙女心に着地。ごちそうさまでした。


豚トロジー(坂上田村麻呂の従兄弟)
屁理屈系ショートショート。たのしい。前衛落語の趣き。


消費主義に囚われた愚かな大人たちに捧ぐ(puzzzle)
50過ぎたおっさんが読んでも、現代の少年の感性になれる。間のちょっとした会話が何気ないようでうまい!

つかれちゃった(伊勢崎おかめ)
普段なら絶対話したくないやつと話してる疑似体験を味わえます。オチでスッキリw


62,63/101(xissa)
今回もxissa姐のかっこいい文章を読める幸せ。

ロープ(紀野珍)
この読後感。ぼんやりとした不安というより、しっかりした不穏。さすが紀野珍くん。

殺人の確認(もんぜん)
さすが書き出し作家としか言えない書き出し。そしてオチまで一気に、きれい決まってます!

弊(インターネットウミウシ)
現実にはまだない「弊」という概念を、小説のリアリティのなかで見事に書いてる。映像的な道具立ても含めて、これはクオリティ高い作品だと思います。


夏のバリカン(puzzzle)
理容師さんに髪型伝えるときの恥ずかしさ、ちょっとした羞恥プレイっすよね。書き出しの床屋「も」ってところで筆者のキャラが立つ。うまい。


3円 (にかしど)
書き出し小説ではすでに常連と言っていいにかしどさんの作品。落語の枕のようなうまい入り方。三行小説は一種のナンセンス図鑑のようで洒落ている。ネタの実力はたしかな人。


落ちる(puzzzle)
昔、飛び下り自殺って地面に近づくほど体感時間が指数関数的に伸びて、アスファルトと額すれすれの時間が永遠につづくのではないだろうかと思っていた。そんなことを思い出した作品。


匂いマップ(もんぜん)
匂いを追体験させて後半はその実証編という珍しい作品。スクロールで読むにも適している、こういう実験がさらりと出来るのがアマチュア文学のいいところだけど、もんぜん君はラジオドラマなども書いているプロの人です。


順番の問題(紀野珍)
レジェンド紀野珍くん。すげえな。流石としか言えないクオリティ。爆笑と驚愕のオチを読んで頂きたい。


書き出し自選・くのゐちの5作品(くのゐち)
くのゐちさんの自選5編。書き出し小説ではいつも厳選された数本の投稿で採用をさらっていきます。あのシンプルな作品がこんなミルフィーユのごとき思考実験の積み重ねで出来ていようとは!納得。


先攻ロックンロール(坂上田村麻呂の従兄弟)
いまは先人の偉業がいくらでも掘れる時代だけど昨今の新人アーティストの作品にはそうした知識を前提にアップデートされた素晴らしいものが多いのでオッサンは逆にコンプレックスを感じていたりもするんですよ!


60,61/101(xissa)
前編のベーシストと後編の猫の存在が、自分の中でなんとなく重なる。雨の時期にぴったりな懐かしい憂いの読後感。後編の空間描写にxissaさんの筆力を感じる。


キツネがはなし(七寒六温)
さすが書き出し作家。つかみはオッケーの冒頭。なんとなく遠くない未来、こういう症候群が現れそうな気がする。タンクローリーをせがむ友人がいいw


シマウマはシマシマですか?(七寒六温)
どこかにキタンマが混じっているのでは?と探したけどなくてよかった。


バンドやろうぜ!そろそろ、ホントに(哲ロマ)
哲ロマ先生の作品は安心して脱力できる。スネークマンショーを思い出した。
あとチキチキチキチキチキチキチキチキチキチキチって書くと行が左上がりに錯視するという発見がありました。


シュレディンガーのエゴ(坂上田村麻呂の従兄弟)
シュレディンガーの猫がこんなに悪用できる理論だとは!


陰謀クッキング(伊勢崎おかめ)
三行目で完全に都市伝説の関になった!文体模写ではない文章ものまね。にしても似てる~www 笑った!!


老婦人は新幹線で飴を配る(葱山紫蘇子)
大切な記憶を素直に書いた文章は自然といい文章になるなーと改めて思う作品。これはフィクションならそれはそれですごい!


58,59/101(xissa)
xissaさんの題名はぜんぶ自由律になっているのでそこもポイント。後編はxissaさん流のイヤミスかもしれない。


無重力の夕方(井沢)
幼心に「私はこれを忘れてしまう」って感じる感覚すごく分かる。でもその感覚は逆に一生忘れないし最後に立ち返る原点だと思う。


交響曲第17番『うろおぼえ』(インターネットウミウシ)
いや~これは面白かった! 読み応えもあり。交響曲『うろおぼえ』と絶滅危惧楽器「ポヌリネッタ」はぜひ具現化して映像化して欲しいと切に思いました。快作!

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