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ネイティブライクへの道〈13〉~単語暗記と発音練習~

Welcome again to "A Journey to a Native-Like Speaker of English"!

このシリーズは、ELSA Speak という発音トレーニングアプリをほぼ毎日使うことによって、私の発音がどのくらい改善されるのかをレポートするものです。このアプリは、Hikaruさんの記事で初めて知りました。

前回の投稿から今までの進捗状況

11月19日(木)82%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音80%, 流暢性87%, イントネーション79%, 強勢99%)

11月20日(金)84%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音83%, 流暢性87%, イントネーション80%, 強勢99%)

11月21日(土)84%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音83%, 流暢性87%, イントネーション80%, 強勢99%)

11月22日(日)84%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音83%, 流暢性87%, イントネーション79%, 強勢99%)

11月23日(月)83%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音82%, 流暢性87%, イントネーション79%, 強勢99%)

11月24日(火)84%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音83%, 流暢性88%, イントネーション80%, 強勢99%)

11月25日(水)83%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音81%, 流暢性88%, イントネーション80%, 強勢99%)

11月26日(木)83%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音81%, 流暢性88%, イントネーション80%, 強勢99%)

11月27日(金)83%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音81%, 流暢性88%, イントネーション80%, 強勢99%)

11月28日(土)83%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音82%, 流暢性88%, イントネーション80%, 強勢100%)

11月29日(日)83%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音80%, 流暢性88%, イントネーション80%, 強勢99%)

11月30日(月)83%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音80%, 流暢性88%, イントネーション80%, 強勢99%)

12月1日(火)83%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音81%, 流暢性88%, イントネーション80%, 強勢99%)

12月2日(水)82%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音80%, 流暢性88%, イントネーション81%, 強勢99%)

先週は投稿できませんでした、すみません。でも、発音練習は毎日やっていましたよ!

単語暗記と発音練習

3学期制の学校は、2学期の期末試験の時期です。私の勤務する高校でも、期末試験が近づき、「英語分かんない」と生徒がグチり始めました(笑)。

英語が苦手な高校生ほぼ100%に共通するのが、覚えている単語が少なすぎる、ということです。ここで言っているのは、大学入試のために覚えるような単語ではなく、中学レベルの単語です。中学レベルの単語を、パッと見て反射的に意味が分かるくらいに覚えているか(いちいち日本語にするのでなく)が重要です。そして、それぞれの品詞も分からないといけません。

単語の覚え方は、英語と日本語では全く違います。よく、日本の英語の先生は、漢字の書き取りのように、同じ英単語を何回も書かせますが、そういうことを生徒にさせるのは、東アジア独特だそうです。アメリカではそういう書き取りは、小学校でもさせないと、アメリカ人の同僚(複数)から聞きました。

英語圏出身の英語教授法の研究者から見ると、同じ単語を何回も書くのは視覚的に覚える方法だそうです。日本では、「書いて覚える」のは、手を動かすことに意味があるみたいに言われますよね?だから、私はちょっと驚きました。いずれにせよ、漢字みたいな、複雑な文字には有効なのでしょう。

2年くらい前に大学院で勉強していたとき、vocabulary learning の効果的な方法についての過去の研究をまとめるために、かなりの数の論文にあたりましたが、「同じ単語を何回も繰り返し書くこと」を、まともに取り上げている論文には巡り合いませんでした

漢字をたくさん使う日本語と違って、英語はたった26文字のアルファベットから成り立っています。そして、何よりも、日本語との大きな違いは、漢字が表意文字(文字自体に意味がある)なのに対し、アルファベットは表音文字(文字に意味が無く、音を表すのみ)であること。

だから、(ここからが私の持論なのですが)英語は声を出したり、音を聞いたりしないと覚えない!漢字みたいに、眺めているだけでは、覚えられない!

英語は、音にして初めて、「言葉」になるような気がします。

だから、何が言いたいかというと、発音練習をして、ある程度自分の発音に自信を持つことは、単語を覚えるためにも必要なのだと思います。自分の発音に自信が無くて、わざとカタカナ発音をしているようでは、自ら進んで新しい単語の発音練習をする気にならないと思います。それでは、単語はなかなか覚えられません。

と、今回はこの辺で。

That's all for now! See you next time! Until then, keep practicing!

「ネイティブライク」という言葉について… native-like という形容詞で、「ネイティブ・スピーカーではないけれど、それに非常に近い」という意味です。
「ネイティブ・スピーカー」という概念について… 応用言語学者の中には、ネイティブ・スピーカー至上主義(native speakerism)を批判する人も少なくありません。私も、ネイティブ・スピーカー至上主義は支持しません。私がこの記事で「ネイティブライクになりたい」と言うのは、発音練習が私の趣味だからです。英語はいろんな文化的背景を持った人たちがコミュニケーションのツールとして、第2言語として使うものですから、その人たちの第1言語(母語)に影響された英語(訛りのある英語)が使われるのは当然のことです。訛りのある英語も、アメリカやイギリスのニュースキャスターが使う英語も、言語として優劣は無いと考えています。世界には、native speaker の英語教師よりも non-native speaker の英語教師の方が、はるかに数多く存在します。私もその non-native speaking teacher of English であることを誇りに思っています。
私(1970年生まれ、インターネットが登場する前に大人になった)の英語学習歴… 子供英会話教室(当時はまれ)に通ったのがきっかけで、中学生頃から自分で英語漬けの生活を始める(中学校での壮絶ないじめからの逃避願望もあった)。NHKラジオ講座、文化放送「百万人の英語」、FEN(在日米軍ラジオ放送)、アメリカ映画、アメリカの十代向け雑誌など。フツーの公立中に通いながら、中2で英検2級。高校は海外帰国生が全生徒の3分の2という私立高校(ICU高校)で、アメリカ英語の洗礼を受ける。帰国生に負けまいと英会話スクールに通う。高2で英検準1級。高3で英語の先生に帰国生と間違われて内心ガッツポーズ(笑)。大学(ICU)で英語専攻。英会話スクールにも同時に通う。大学2年で英検1級。アメリカ人の教授について卒論も英語で書く。アメリカの大学院に1年在籍、アメリカ史を専攻して挫折して帰国。高校の英語教員になり、25年。その間、TOEIC 980点、通訳ガイド(通訳案内士)、TESOL(英語教授法)修士号(Temple University Japan)を取得。NHKラジオ講座は中学生以来、時々ブランクはあるけれど、聞いている。今は、アメリカのリアリティ番組にドはまり中。Podcast も好き。



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