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ネイティブライクへの道〈23〉~「総合的な学習の時間」とは?~

Welcome again to "A Journey to a Native-Like Speaker of English"!

去年の9月12日から始まったこのシリーズは、ELSA Speak という発音トレーニングアプリの効果を調べるとともに、私の高校英語教員としてのつぶやきを載せています。

前回の投稿から今までの進捗状況

3月19日(金)82%ネイティブ「上級者」 (リスニング99%, 発音81%, 流暢性88%, イントネーション7%, 強勢96%)

3月20日(土)82%ネイティブ「上級者」 (リスニング99%, 発音81%, 流暢性88%, イントネーション76%, 強勢97%)

長くなるので途中飛ばします。

4月11日(日)82%ネイティブ「上級者」 (リスニング99%, 発音80%, 流暢性87%, イントネーション78%, 強勢93%)

4月12日(月)81%ネイティブ「上級者」 (リスニング99%, 発音80%, 流暢性87%, イントネーション77%, 強勢93%)

4月14日(水)82%ネイティブ「上級者」 (リスニング99%, 発音80%, 流暢性87%, イントネーション77%, 強勢93%)

4月15日(木)82%ネイティブ「上級者」 (リスニング99%, 発音81%, 流暢性87%, イントネーション77%, 強勢93%)

4月16日(金)81%ネイティブ「上級者」 (リスニング99%, 発音80%, 流暢性87%, イントネーション77%, 強勢94%)

発音のお手本をする人が、女性2人と男性1人いるんですが、男性がお手本を示した時は、決まって点数が低くなる。そしてまた、何回も同じお題に挑むと、どんどん点数は低くなるので、面白くない(笑)。

「総合的な学習の時間」って意味あるの?

前回のこのシリーズの投稿から、約1か月空いてしまいました。もう一つの私のシリーズを入れて考えても、最後の投稿から2週間くらい空いてしまいました。

だって、仕事が忙しかったんだもん‼

平日は、うちに帰るとグッタリ。週末も、朝寝坊して、最低限の家事をして、ジェフとくだらないテレビを見るともう終わりでした。

それも、4月の新学期が始まってからは特に、自分では根本的に解決できないけれど、私が対応しなくてはいけないような問題が多く…。精神的に疲れました。

そして、今いる学校の特色である「総合的な学習の時間」。あまり詳しく書くと、どこの学校か分かる人には分かってしまうので、書きませんけれど。私は、1人の教員として、何でこんなことに、生徒の貴重な時間をこんなにたくさんかけるんだろう、という思いがあって…。指導するのがとっても苦痛。

この「総合的な学習の時間」のまとめの時間に、ある英語の先生が指導しているクラスで、「日本人とアメリカ人の外見の違い」というテーマで、生徒がグループ発表をしているのを目撃し、私は倒れそうになりました。

アメリカ人はほぼ白人、みたいな前提で話しているし!外見の違いって!「日本人の特徴は、顔が平たくて…」って、生徒が大きな模造紙に書いて貼ってあって、発表でも同じことを言っている!突っ込みどころが満載!何で、その英語の先生は止めなかったの????

その後、「総合的な学習の時間」を統括している先生に相談しましたが…。彼は、その英語の先生には注意してくれなかった。

私が直接言うと、嫌がらせされそうで…。実際、別の英語の先生からひどい嫌がらせを長期に渡って受けた経験がある。その時は、帯状疱疹になった(泣)。

スマホで調べただけの、こんな発表活動のために毎週2時間もかけて準備しているなんて!「総合的な学習の時間」は時間割に組み込まれているので、その分、主要科目のコマ数が少ない。こんなことをするより、英語か国語か数学をやった方が絶対良いと思う。

でも、教員とは言え、いわば「サラリーマン」。不本意でも、御上に言われたことはやらないとお給料をもらえない。私はシングルマザーで息子は大学生。

私はこの学校に来たくて来たわけじゃないなんて、生徒にとっては関係ない話なので、英語の教員としては、良心に従ってベストを尽くしています。

でも、私の精神衛生上良くないので、今年で3年目だから、異動希望を出します(私の働く都道府県では、3年目から異動希望を出せるので)。

今日の愚痴はこの辺で。

That's all for now! See you next time! Until then, keep practicing!

私(1970年生まれ、インターネットが登場する前に大人になった)の英語学習歴… 子供英会話教室(当時はまれ)に通ったのがきっかけで、中学生頃から自分で英語漬けの生活を始める(中学校での壮絶ないじめからの逃避願望もあった)。NHKラジオ講座、文化放送「百万人の英語」、FEN(在日米軍ラジオ放送)、アメリカ映画、アメリカの十代向け雑誌など。フツーの公立中に通いながら、中2で英検2級。高校は海外帰国生が全生徒の3分の2という私立高校(ICU高校)で、アメリカ英語の洗礼を受ける。帰国生に負けまいと英会話スクールに通う。高2で英検準1級。高3で英語の先生に帰国生と間違われて内心ガッツポーズ(笑)。大学(ICU)で英語専攻。英会話スクールにも同時に通う。大学2年で英検1級。アメリカ人の教授について卒論も英語で書く。アメリカの大学院に1年在籍、アメリカ史を専攻して挫折して帰国。高校の英語教員になり、25年。その間、TOEIC 980点、通訳ガイド(通訳案内士)、TESOL(英語教授法)修士号(Temple University Japan)を取得。今は、アメリカのリアリティ番組にドはまり中。Podcast も好き。
「ネイティブライク」という言葉について… native-like という形容詞で、「ネイティブ・スピーカーではないけれど、それに非常に近い」という意味です。
「ネイティブ・スピーカー」という概念について… 応用言語学者の中には、ネイティブ・スピーカー至上主義(native speakerism)を批判する人も少なくありません。私も、ネイティブ・スピーカー至上主義は支持しません。私がこの記事で「ネイティブライクになりたい」と言うのは、発音練習が私の趣味だからです。英語はいろんな文化的背景を持った人たちがコミュニケーションのツールとして、第2言語として使うものですから、その人たちの第1言語(母語)に影響された英語(訛りのある英語)が使われるのは当然のことです。訛りのある英語も、アメリカやイギリスのニュースキャスターが使う英語も、言語として優劣は無いと考えています。世界には、native speaker の英語教師よりも non-native speaker の英語教師の方が、はるかに数多く存在します。私もその non-native speaking teacher of English であることを誇りに思っています。

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