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ぬこ様の不思議

※写真の子は家の近くで見かけた子です。ヤマネコにしかみえん‥‥。「見つかった!」って顔して、秒で去りました。

今でこそ、ぬこ様(=猫)の室内飼いが推奨され、自治体によっては義務のようなものになっておりますが。

外飼いが当たり前の時代がありました。

これが、外飼いか半野良かの区別はつきにくいのですが、昨今のように神経質に騒がれることはなかったように感じます。

(情報が表立って出ない分、当時は人間の手で不幸になった命も数多かったものと推測します。ただし、これに関しては情報が出やすくなった今でも続いていることだと確信します)

地方ではまだまだ、外飼いの子もちらほら見られますし、何が悲しいって。この場合、飼い主さんの時代の変化に対する認識や、モラルの低さが原因なのであって。

ぬこ様はただ自由に生きているんですが。ご近所トラブルってやつの火種にさせられる話を耳にすると心苦しくなります。

以前の職場で「猫が庭に入ってくる!!」と話していた人がおり。飼い主もわかっているのに、ひたすらに猫の悪口を言い続けるんですよ。

胸が痛いので「猫には罪はないですよ、悪いのは飼い主でしょう?苦情なら飼い主にどうぞ」と、ケンカ売るような内容だとは思いましたが、伝えました。

まぁ、まったく無視ですよね(笑)

その後も猫に対する悪口を言い続けていました。

その方は犬飼いだったのですが。お犬様に優しくできるなら、ぬこ様にも優しくできんのかな?と心で思いましたが、まぁ、人それぞれですしね。

この辺は言い出したらキリがないので、本題です!長々と書いておいて、本題ここからです!!話が下手すぎますな‥‥。

はい。私は、私の大切な食糧に手をかける輩と、私自身に命の危険を感じさせる輩以外には、寛大な方だと自負しております。

言うて、害虫ってやつですね‥‥ゴ‥‥とか。アリとかシロアリとかハエとか蚊とか。この辺以外の直接的に被害を及ぼさない相手に対しては、小さな羽虫でもどうにか命をとらぬように最善を尽くします。

昔、台所にゲジゲジが出た時は、ポリ袋を手に「頼みますよー!これに入ってくださいよー!私、殺したくないんですよ、お願いします‥‥」と懇願して、どうにかご退出いただきました。

手のひらサイズの蜘蛛が部屋にいらっしゃったときも、泣きそうになりながら、「おねげーしますだ‥‥出て行ってくだせぇ〜!」と、ご退出いただきました。

逆に、危害をなす昆虫類への冷遇は‥‥自分自身で怖くなるほど温度差ありますが。生かしておけるかと、仕留めるまで無表情ですもんね‥‥怖っ。

そんな感じで、動物はかなり好きな方だと思っており。(説得力‥‥?)だからと言って、動物に好かれやすいわけでもなく。

しかし「ツンデレぬこ様」には気に入られることがしばしば。こちら、ほぼ外飼いの子なんですけど。

勝手に私が認識している「ツンデレぬこ様」とは。子どもが苦手で、気配を察知するとスッと姿をくらます。

誰にでも、と人懐っこいわけではなく、飼い主さん以外の人に擦り寄る姿はあまりみない。ほとんど高みから民草を見下ろしている。

何故か、そんな子にちょこちょこ気に入っていただき。数回で顔を覚えられるのか、私の姿を確認すると「なぉー!」と鳴いて駆け寄ってきてくれます。

むしろ、距離があると大声で鳴きながら「待って待って!」と距離を詰めます。

で、「さぁ、撫でるがよいぞ!」と。なでなでブラッシング係に任命されます。王が満足されるまで、撫で続けます。よく‥‥毛が抜けるんだよね。ズボンにめっちゃ抜け毛つけてくれるんですよね。マーキングかな?下僕にマーキングかな?

ひたすら撫でられるの大好きな子もいれば、数分したら飽きて「止めんかい!!」とガブリする子もいたり(ちゃんと甘噛み、偉い)。

膝の上に乗って、ゴロゴロゴロゴロ言い出す子もいたり。

このツンデレぬこ様たち。不思議なことに、共通点がありまして。

まず、私に甘えている姿を飼い主さんに目撃されると、ピタッと動きが止まります。面白いくらい、態度が違います。

そして、たまたま別の人に甘えている姿を目撃すると、スッと視線を逸らされます。私の存在をなき者のように視界から外します。

‥‥バツが悪いんですね?

そして、面白いのが。なんというか、呼び名って、勝手につけません?飼い主さんと面識ないけど、よく見るわんちゃんねこちゃんって、心の中で勝手に名前つけて呼びませんか?

まぁ、私だけかもですが。

で、見た目にならって変な名前で呼ぶんですよ、私。白黒のハチワレは「牛」。似た模様の別の子がすぐ近くにいて「牛2号機」。あ、ものすごく愛を込めていますからね?この二人、めっちゃ好きでしたし。

そんな感じで勝手に命名して呼ぶんですけど。首輪を新調した時に、ネームプレート付けてあってその子の本名を知ったりするのですね。

その“飼い主さんが読んでいる名前”で呼ぶと、高確率でギョッとされます。「なしてお前が知ってんのや!」って感じで。

昔に出逢った子は、本名で呼び慣れて普通に受け入れてくれたのですが。

現在住んでいるマンション付近に、忘れた頃に現れる子は‥‥いやぁ、ホントに気に入らなかったんでしょうね。キレられました(笑)

「なんやー、お前、こんな可愛い名前あったんかー!」と呼んでたら、「うっさいわ、ボケェ!貴様が気安く呼ぶなや!」と噛まれ(あくまで甘噛み)、いつもなら私が先に降参するのに、ぷりぷりしっぽ振ってどこかへ行ってしましました。

ぬこ様って、本名と源氏名(せめてあだ名と言え)、ちゃんと使い分けてますよね‥‥。

それからその子を本名で呼ぶのは止めました。つい先日、首輪付けてなかったんですが‥‥自分で外したのかどうか。

もし、家猫でなくなったということであれば、ウチで責任持ってお世話させていただきますけどね。

今の会社の先輩が「猫って、人間のことを大きな猫、仲間だと思ってるって聞いたことありますよ」と話していて。初耳だったのですが、心底しっくりくる説でした。

そんなこんなで。

ペットショップで命の売買がなされることが無くなり、悪質なブリーダーが根絶され、人間の悪意に晒される小さな命が居なくなりますように!

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