私は痔主である。内痔核を持っていてたまに出血をしていた。病院には通院していたがここ数ヶ月身体のガタがきていて(まだ20代なのに😭)病院通いだった。内痔核の出血もなく肛門科には途中でやめてしまっていた。
しかし今日から起算して、自分で存在を知ったのは4日目だと思うのだが、おしりにできものが。
私「まあ私できもの出来やすいしな〜いつも出来るから大丈夫っしょ😁」
と、お風呂でお尻を洗いながら、楽観視していた。
出来物ができて3日目、お風呂に入るとでかくなっていたがまあそのうち治るべと、色々用足しを済ませ、家に帰り便通があったので、便をした。痛い。トイレットペーパーでケツを拭こうにも、何者かが邪魔して拭けないし、なによりこの世の終わりみたいな激痛。痛みを我慢して拭いて、風呂に駆け込み、シャワーで流すと驚きの光景が。なんとおできが、親指サイズまででかくなっていたのだ！！なんじゃこりゃ！！と思いながら、これは肛門科案件だな〜と。そして座ろうにも痛くて座れず、横になって痛みを耐えるしか無かった。ネットで調べると肛門周囲膿瘍というのが出てきた。下痢便などを繰り返していると細菌が入って膿むみたいなやつらしい。各自調べてくれ。発熱する人もいるらしいので試しに測ったら7度5分の微熱が出ていた。肛門周囲膿瘍は第1選択として切開するらしい。痛いそうだ。怖いなぁ……。破裂してくれねえかなと漠然と思う。
これは肛門周囲膿瘍だろうと思い、横になりながらウトウトしていた。
朝になり、肛門を触るとおできが破裂していた。びっくりした。いつの間に！？って感じ。そして肛門付近にしこりみたいなものが。でもネットで勝手に破裂したら切開はないと聞いたので、ホットする。
久しぶりに肛門科に行ったのだが、ソファに座ると肛門が痛くて仕方なく、前かがみになって待っていた。
肛門科では診察の前に触診があるので、看護士さんに「今日は内痔核じゃなくて、おできができたんですよ」
と伝えた。
診察台に横になり、「ちょっと確認しますね〜」としりたぶをもちあげられる。明るいトーンで「あっ分かりました〜お待ちくださいね😊」。おっこれは大したことねーんじゃねえか？楽勝だな😁😁😁
そして先生登場。尻を開かれ、「あ〜破裂したんだね。膿が溜まってるよ、これね」となんかカメラで見せられた。「肛門周囲膿瘍だね。今から膿だすからね」。
え？？？膿……出す……？？？は？？？
今朝破裂したので膿出たんじゃないの？
そうこうしてるうちに、麻酔を打たれた。「痛いよ」と言われて、すげーーーー激痛。馬鹿みたいに「痛い痛い痛い！！！」と年甲斐もなく騒いでしまった。そして膿が溜まっている場所をメスでピッと切られた。ここは痛くなかったけど、そのあとのなんかの処置が痛くて、「痛い！」「ひー！」「あ゛あ゛」と情けない声のオンパレードだった。ガーゼを詰め込まれて切開は終わり。看護師さんに「騒いですみません」と言ったら、「みんなこんな感じですから気にしないでください」と言われた。だから肛門見せる診察室って防音なのかな。
よたよた歩きで診察室に。
採血の時の血を入れる容器に、膿と血液がたっぷり入っていた。こんなのがケツに……。今朝爆発したものと合わせると、大量の膿と出血だろうな。
肛門周囲膿瘍で間違いないと。微熱もそのせいらしい。原因と成り立ちと今後について話をされる。
現在は切開をし、膿を出して、抗生物質を飲めば、30%〜50%は痔瘻にならないそう。痔瘻のチャートが書いた紙を見せてもらった。
ただこの先は分からないと先生は肛門周囲膿瘍と書かれているところから先を折ってしまったのだ。
1週間前位に、親戚が昔痔瘻になったという話を聞いてはえ〜って思っていたが、まさか自分が一歩手前まで来ているとは……！！！
大量のガーゼとテープを貰い、2枚くらい重ねて突っ込んでねとのこと。
また明日も来てねと言われて、会計すると8000円だった。目ん玉がひっくり返った。自分で言うのもなんだが、虚弱体質だが外科的なことはした事がなかったので初めての経験だった。いちおう手術って書かれてるし。
薬局で抗生物質を貰って帰宅。もううんちするのも怖いので、昼メシはそば、夕飯はウィダーインゼリーと小さいパンで済ませた。
ガーゼの替え時が分からず、聞けばよかったけど、あの痛さではなぁと色々検索したが出てこず。小便するとガーゼが濡れてしまい、ガーゼもだんだんケツから出てくるので、先程変えた。血はもちろんだが黄色い膿みたいなのが着いている。
まじで切開の時はこの世の終わりかと思った。
30%〜50%の確率で痔瘻になるらしいのだが、ソシャゲのガチャより確率高いのでビビってる。大体星5が3%なので、それよりも高いよな😁😁😁
(当たり前である)。
私は難病も患っているが、人口が少なく男女比が3:1で女が少ないのを当ててしまっているので、悪い意味で引きがいいかもしれないと密かに笑っている。

とにかく、肛門にしこりやおできみたいなのを感じたら、肛門科に行くことをオススメします。切開は地獄ですが、やった後は痛みは軽減されるので……。

以上、肛門周囲膿瘍体験記でした。