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オンラインで遺徳しのぶ 九條武子「如月忌」

 ※文化時報2021年2月15日号の掲載記事です。

 京都女子大学や仏教婦人会の設立に携わった九條武子(1887~1928)の祥月命日に当たる7日、遺徳をしのぶ「如月忌」の法要が浄土真宗本願寺派の築地本願寺和田堀廟所(東京都杉並区)で営まれた。例年は本堂での法要と墓前での焼香を行い、参列者は100人を超えていたが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、今年は関係者が墓前で法要を実施。動画投稿サイト「ユーチューブ」を通じて生配信した。

 九條武子は本願寺21世大谷光尊(明如上人)の次女で、大正期を代表する歌人。晩年は関東大震災(1923年)の救援活動に尽力するなど社会貢献に取り組み、その理念は東京都江東区の「あそか病院」などに引き継がれている。

 この日は法要に引き続き、「SDGsおてらネットワーク」代表で本願寺派僧侶の西永亜紀子氏が「SDGsと誕生日寄付について」と題して法話。平井裕善和田堀廟所主管は「やるしかない、とネット配信を選んだ。映像は残していけるので、いろいろな方に見ていただく機会も増える。そうした意味で小回りが利く」と話した。

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