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【能登半島地震】日蓮宗宗務総長「宗門一体となって支援」

※文化時報2024年3月12日号の掲載記事です。

 日蓮宗の第122定期宗会が5日、4日間の日程で開会し、総額22億7913万円(前年度比2.5%増)の2024年度経常部予算案や宗務院規定改正案、大規模災害救援対策規程改正案など29議案を上程した。

 田中恵紳宗務総長は施政方針表明で、持続可能な宗門の構築を目指す長期総合計画「グランドデザイン」の進捗(しんちょく)状況について、データ収集と分析がほぼ完了したとして「今年中には発表する」と語った。「布教と広報活動に分けて効果的な伝道を展開し、『いのちに合掌』を徹底的に広げていく」と強調した。

 能登半島地震については光岡潮慶総務局長と畑栄明総務部長が被災地を視察。自身も3月中に訪問を予定しているとし、「宗門一体となって支援する」と明言した。過疎地寺院については個々の状況を踏まえた上で「特区」の指定を検討していると述べた。

 本会議に先立ち、5日に議長・副議長選挙が行われ、議長に川口久雄議員(明和会、兵庫)、副議長に舘岡壽宣議員(同心会、千葉)が選出された。

 2月22日に岩田譲晃議員(同心会、神奈川)が逝去し、今回の定期宗会の議員総数は44人(明和会23、同心会21)となった。神奈川第3部の補欠選挙は4月中に行われる見通し。

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