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元IT企業役員が一念発起「メタバース寺院つくる」

※文化時報2024年4月26日号の掲載記事です。

 証券会社やIT企業を経て50代で仏門に入り、茨城県神栖市の宝瑞院(杉浦英雄住職)で副住職を務める沼田榮昭さん(59)は、主にひきこもりの人たちがインターネット上の仮想空間で参拝し仏教を学べる「メタバース寺院」の設立を目指す。仕事や生活、恋愛などに悩む全ての人々に役立つのが仏教の教えであり、世界に大きな影響を与えると考えている。(山根陽一)

 宝瑞院は浄土宗大本山増上寺(東京都港区)の塔頭(たっちゅう)寺院だったが、現在は単立寺院となり、2025年の完成予定で本堂を建設中。今年1月には仮本堂で法要を営んだ。

 沼田さんは動画投稿サイト「ユーチューブ」で新たな仏教寺院の在り方を提案しており、その一つにメタバース寺院を掲げる。宝瑞院の分院としての設立を目指している。

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