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地域ケア 看護師が僧侶と協力

大阪府看護協会・高橋弘枝会長に聞く

※文化時報2021年11月8日号の記事を再構成しました。

 医療・福祉現場で看護師と僧侶が協働する「看仏連携」の普及に努めている大阪府看護協会の高橋弘枝会長(64)が、文化時報のインタビューに応じた。「看護は人の暮らしと共にある」という信念の下、僧侶との協働を目指し、看護師向けの研修を継続して行うことを明らかにした。僧侶に対しては「看(み)取とりにとどまらず、人を孤独にさせないことが本来の役割」と指摘。協力して地域包括ケアシステム=用語解説=を支えたいとしている。(主筆 小野木康雄)

まちの保健室を活用

《大阪府看護協会は、府内2カ寺でまちの保健室=用語解説=を実施。臨済宗妙心寺派僧侶の河野秀一氏が代表を務める看仏連携研究会の活動にも協力している。今年9月の日本看護学会学術集会では、看仏連携に関する研究発表を企画し、看護師らにその重要性を訴えた》

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