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【能登半島地震】東北支援の恩返し…高野山へ1000万円 真言宗智山派

※文化時報2024年3月1日号の掲載記事です。

 真言宗智山派は2月20日に開会した第138次定期教区代表会で、能登半島地震を受け、高野山真言宗総本山金剛峯寺(長谷部真道座主、和歌山県高野町)へ義援金1000万円を贈ったと明らかにした。芙蓉良英宗務総長が報告した。2011(平成23)年の東日本大震災で支援を受けた恩に報いるためという。

 高野山真言宗は能登支所に所属する38カ寺全てが被災し、大半が全壊または半壊の壊滅的な被害を受けている。芙蓉宗務総長は2月2日、総本山金剛峯寺に1千万円の支援を行ったと明らかにした上で、「高野山真言宗からは、東日本大震災時に智山派の被害が甚大なことから、いち早く義援金1000万円の支援を受けた経緯がある」と述べた。

 智山派は今回の地震で1月2日に北陸、長野南部、長野北部、新潟第1、新潟第2、新潟第3、佐渡の7教区から被害状況を確認。翌3日に総本山智積院のホームページに見舞い文を掲載した。

 智積院山内に義援金箱を設置したほか、今後起こり得る災害支援を目的として行っている写経「平穏への祈り」の納経料を原資に、石川、富山、新潟の各県に同19日付でそれぞれ50万円の義援金を贈った。引き続き宗内外の被害状況を調査している。

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