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151年ぶり太元帥大法 即位祝い万民豊楽祈る

※文化時報2022年10月11日号の掲載記事です。

 真言宗醍醐派総本山醍醐寺(仲田順和座主、京都市伏見区)で3日、秘法「太元帥大法(たいげんだいほう)」が始まった。天皇陛下の即位を祝い、鎮護国家と万民豊楽を祈る真言宗の重要法儀で、醍醐寺で行われるのは151年ぶり。9日までに21座を営む。

 太元帥大法は平安前期の真言宗僧侶、常暁(?~867)が唐から持ち帰ったと伝わる。後七日御修法=用語解説=と並ぶ大法に定められ、室町以降は醍醐寺塔頭(たっちゅう)の理性(りしょう)院で営まれた。

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