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【能登半島地震】宗派超え支援金 臨済宗妙心寺派から曹洞宗大本山總持寺へ

※文化時報2024年4月30日号の掲載記事を一部編集しました。

 日頃から曹洞宗と学術・布教交流を行う臨済宗妙心寺派の野口善敬宗務総長は21日、花園会本部で集めた能登半島地震の募金から、500万円を「能登祖院復興支援金」として曹洞宗大本山總持寺(石附周行貫首、横浜市鶴見区)に渡した。

 總持寺の開山・瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)禅師700回大遠忌の本法要に合わせて目録を持参した。野口宗務総長は「被災地に妙心寺派の寺院はなく、親交の深い曹洞宗の寺院復興に役立ててほしい。厳しい道のりだが、仏教界全体の活性化につながってほしい」と話した。

 能登半島地震を巡っては、大本山總持寺祖院(石川県輪島市)が甚大な被害を受け、復旧・復興を目指している。

 大本山總持寺の瑩山紹瑾禅師700回大遠忌の本法要は、4月1日から21日間の日程で行われた。21日午後に御正當(ごじょうとう)法要を奉修。仏教界を代表する各宗派・各本山の高僧や各界の関係者、檀信徒ら約800人が参列した。石附貫首が瑩山禅師のために特別に仕立てられた香を焚き、食事、菓子、茶を供えた。

 5月27日~6月2日と10月9~15日には慶讃(けいさん)法要を厳修する。

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