コンテキストの基礎

今回は、6/12のUX基礎ワークショップで学んだUXデザインの設計をするうえで基礎となる「コンテキスト」について復習がてら簡単に書いていきます。ただ、僕も完璧には理解できたとはいいがたいので、もし理解に間違いなどがありましたらご指摘いただけると幸いです。
#uxdt

1. コンテキストとは?

コンテキストとは、UXデザインのうえでは「ユーザーを取り囲む環境かつ予測が入らないもの・こと」のことで、ユーザーを理解するための大事な情報となります。

さらに、コンテキストは7つの切り口に分けられて、1.デバイス、2.環境、3.時間、4.行動、5.パーソナル、6.場所、7.ソーシャル です。詳しくは、参考資料のURLをご覧ください[1]。

例えば、この図のコンテキストはどうでしょう。

第一感、デバイスはスマートフォンで環境はお風呂場なので暑いでしょうし湿度も高いと思われます。時間や行動はこの画像からは不明です。この画像からはあとわかるのは場所であるお風呂場くらいなものです。

また、コンテキストには予測は入らないもののコンテキストから予測はできると思います。例えば、お風呂場でいじるくらいなので行動は、仕事や急ぎの作業ではないことが想像できます(たぶん)。

また、お風呂場で使われるアプリケーションがあるということがわかれば、お風呂場で必要になるであろうアプリケーションの開発をすれば利用されるだろうと予測することができるかと思います。

このように、コンテキストはユーザーの状況を把握するために役立ちます。

2. UXデザインにコンテキストはどう組み込まれているのか?

次に、コンテキストがUXデザインにおいてどのように組み込まれているのかをまとめます。

UXとは?[2]によると、UX(ユーザー体験)=「ユーザーのタスク+コンテキスト」と示されています。

ユーザーのタスクとはユーザーの目的のことで、コンテキストはユーザーの状況ということです。

ただし、ユーザーがアプリを使っている定点の目的と状況のことを指します。

例えば、5人家族の旅行で旅館を探すとして、部屋に露天風呂がついてかつ値段が1泊2万円以下でさらに海鮮料理の美味しい長野県の宿を当日中に探さないといけないとしたらどんなトラベルサイトを使いますか?ちなみに、状況は、早急という以外は外出中なのでスマートフォンで探すしかありません。

この場合は、目的が旅行の予約で(ただし、まるで5歳児がおもちゃをねだるときのようなわがままな条件付き)状況は上記に述べた通りです。

僕だったら、チェックボタンで条件の絞り込めてかつ画面を遷移せずに情報が一見できるサイトでさらにスマートフォン対応になっているものを選びます。(選びたい)

このように、ユーザーの状況や目的から逆算してアプリケーションを作ることが今は求められています。

3. まとめ

一言でまとめると、ユーザーがアプリケーション等を使う目的や状況が手にとるようにわかれば、それにあったアプリケーションを作ればいいということになります。

そりゃ、そうだなあと思いました。インスタグラムが開発される前にインスタグラムが流行るのがわかっていれば、作りますからね。(僕は作れませんが)

恐らく、それを予測するためにコンテキスト(状況)という概念が必要となり、今回はそれを学んできました。以上です。

ご精読ありがとうございました!

4. 参考資料

[1] UX TIMES「デバイスの多様化によって必要となる視点 コンテキストを理解する」<https://uxdaystokyo.com/articles/context01/#7>2019年6月15日最終閲覧。

[2] UX TIMES「UXとは?」<https://uxdaystokyo.com/articles/ux/#UX>2019年6月15日最終閲覧。


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