本物(ほんもの)

1 にせものや作りものでない、本当のもの。また、本当のこと。
2 見せかけでなく実質を備えていること。本格的であること。
(コトバンクより引用)

そうでないもの、ばっかりじゃないか?

"もの" にしろ "こと" にしろ、ネットで検索すれば何か出てくるし、それがどんなものなのかは例の考える機会奪い業の方々が「いかがでしたか?」とか言ってくるし、結局その実質にふれることなく「分かる」が完了。

自宅にいながらにして文明的に進歩しつつ文化的に安楽死できるようなエコシステム、なお拡大中といった様相を呈しているけども。

文化と文明は違うんだよ!

かの三本和彦氏が、著書「ニッポンの自動車を叱る」の中で

文明とは原子爆弾などを作ることができる技術の開発、もしくはそれを進化させる技術の方法。
文化というのはそういうものをたとえ作れたとしても、使わないということを決定し、それを守り続けること。

と書かれているのをみつけてしっくりきた。

技術が進歩して、でもそれを「使わない」ことを許してもらえなくて、しまいには本来接続されていた膨大なネットワーク(みなさんには単なる光や景色として知覚されているだけかもしれないけど)にAccess Deniedされていることにも気づかない。

人生を創造的にしたければ家を出るしかないんだけどな。

本物は遠くにみえる

まあそんなこんなで家を出て向かったのはこんなクルマのお店。

バブル時代を知るメンズには遠い憧れ、アルピナ青山ショウルーム

どうしてこんな商売が成立するのか、それこそ二十歳ぐらいのガキの頃から不思議だったけど、その不思議は実際に訪れて深まるばかり。

お客さんいっぱい、でも誰も商談してない。
シルバーグレイヘアのオジサマ達がずっと口プロレスしてる。
展示車は2台だけ。シートには座らないようにと注意書き。
試乗車?希望の車種のやつが運よくあれば乗れるかもしれない。
子供が遊べるスペースなんてない。そもそも家族連れがいない。

ここ本当にクルマ屋さんなんだろうか?
クルマが、そこにある本物が、と、遠い・・・

力負けしそうなサービスサファリ、続く。


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Bunmei OHTA

公私織り交ぜての徒然コラムをノージャンルで書いてます|デザイン思考家|株式会社アイ・エム・ジェイ Service Design lab. シニアデザインマネージャー|常葉大学 非常勤講師(インフォメーションデザイン)|NPO法人 人間中心設計推進機構認定 人間中心設計専門家
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