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カンテヒョン君に白紙を見せつけた話

10月某日、推しであるカンテヒョン君とのオンラインサイン会に参加させていただきました。

思えば始めて聴いたTXTのアルバムが良すぎたばかりに勢い余って人生初noteを投稿してから早2年......自分も来るところまで来たなと感慨深いオタクです。

いや本当に自分がまさかアイドルのサイン会に参加することになるとは思わなかった。
ヨントンとかミーグリとか、ケーポ沼の住人になるまでは聞いたこともなかった単語に触れ、でもどこか自分とは違う世界のことだと思いつつ、何となく羨ましくはありました。

コンサートで見る舞台上の推しも勿論良いけれど、でももっと近くで見てみたい。
願わくは推しと1対1で向かい合って愛嬌してもらったり、名前を呼んでもらったりしてみたい。
私も「そちら側の人間」になってみたい。

そんなことを考えたことがある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
オタク活動に勝ちも負けも無いと思いますが、でもやっぱりサイン会とかハイタ会に参加したって「選ばれしオタク」感があるというか、世界が変わりそうだなと思っていました。

そして今回、多分来世と来来世くらいまでの運を前借りしてオンラインサイン会に奇跡の当選を果たしたわけですが......さあ私は無事に「選ばれしオタク」になれたのでしょうか?
ぶっちゃけ、今回も記事タイトルが全てなのですが、折角なので35秒間のすべてをレポしたいと思います。

ちなみにオンラインサイン会は、対面サイン会のビデオ通話ver. という感じでした!
なので流れとしては通常のヨントンと同じく、本確後は自分の順番が来るまでひたすら画面の前で待機となります。
人生で3本の指に入るくらい緊迫感にあふれた20分ほどの待機時間を過ごし、いよいよ<もうしばらくであなたの番です>(うろ覚え)という画面が表示されます。
そして5秒ほど経ったところで、なんの前触れもなく画面が切り替わり

画面の向こうに突如映し出されるリアルカンテヒョン(以下🐿)

顔面の良さという先制攻撃(攻撃力3000)を食らったオタクは、ここで膝から崩れ落ちたのを覚えています(iPadのホールド位置が高かったため中腰で待機していたオタク)

🐿 こんにちは

え、こんばんはでは?※22時30分
天邪鬼なオタクは思いました(本当にごめんなさい)。
脳内セルフ突っ込みのおかげか、少し冷静になったオタク。多分こういった場合の正解リアクションは「きゃーーーテヒョナかっこいい!!!」だと思うのですが、先制攻撃のダメージを引きずったオタクは、なぜかポーカーフェイスで返事をしました(格闘技で言うところの、審査員に今のパンチ効いてないアピールをするアレだと思われます)。

私 こんにちは~!はじめまして!

オタク、最愛の推しを前にしてちゃんと挨拶できて偉いですね。
厳密に言うと、3回ほどコンサートで会っているので初めてではありません。

🐿 はじめまして~

カンテヒョン君もちゃんと挨拶を返してくれました。さすがですね!
※多分この時点で15秒ほど経過していたと思います。
                                               
私 ミューバン1位おめでとう!

この日ミューバン1位になっていたので、そのお祝いはしないと!と思っていました。
ちゃんと思い出せて偉いですね。

🐿 ありがとうございます

きちんとお礼を言う推し。
ちなみにカンテヒョン君の返答は全て日本語です。

私 無言で拍手

🐿 無言で拍手

無言&無表情で拍手をしあうアイドルとそのオタクの図。
それが多分3秒くらい続いた後、私はメッセージを書いたスケッチブックを取り出しました。

私 メッセージあります!見えますか?

🐿 ハイ、見えます。

オタクの問いかけに返事をするカンテヒョン君。本当に仕事のできる子です。
そしてここで画面左上に10:00のカウントダウン表示が出現。時限爆弾の作動に俄かに焦り出すオタク。
BBAの激烈な表情変化が面白かったのか、それとも時間配分の下手くそさに呆れてか、「ふっ」と鼻で笑うカンテヒョン君。

オタク、無言でスケッチブックをめくります(4ページも書いてしまったのでね)。
カンテヒョン君、真剣な表情でメッセージを読みます。
めくるオタク。読むカンテヒョン。めくるオタク。読むカンテh……

🐿 わあ、書いて無いです!

そんな馬鹿なと思いスケッチブックを確認するオタク。
なんと焦るあまりめくりすぎて白紙を見せつけていたオタク。

私 わあ、本当だ!

笑うしかなくなるオタク。
ここで通話が終わりました。

.........。


無言でぱちぱち拍手するカンテヒョン君、めちゃくちゃかわいかったです!!!!!!!

つまりは「愛嬌」も「お名前呼び」も何もなかったわけですが、でも負け惜しみでもなんでもなくヨントンの貴重な35秒を使って、こんなにゆったり挨拶のキャッチボールしたオタクは他にいないと思うので一切後悔はしていません。
カンテヒョンくんの貴重なツッコミも聞けたことですしね。

ただ後日、ミーグリ後のウィバラで「ウィンクして!と書いた紙を身に着けていたオタクに投げキッスを要求されて混乱して目から投げキッスした」と言っていたカンテヒョン君を見て、短い時間でそれだけ全力でオタクの願いを叶えてくれようとしてくれているんだと知り、そんな彼に白紙を見せつけたことを全力で謝りたくなりました。

カンテヒョン君、その節は大変申し訳ありませんでした。
ただ無表情の女が挨拶して拍手してフリップ芸見せつけてくるだけのヨントンで、さぞ不気味だったことでしょう。オタクのご乱心に精一杯リアクションしてくれて本当にありがとう!!!!!
あと驚きすぎて言葉が出なかったけどあなたの顔面は本当に宝です。あまりにもかっこよかったです。
これからもずっと推します……(土下座)

もしまた奇跡が起こったら、その時は「カンテヒョン君に白紙を見せつけた件を謝罪した話」というnoteでご報告します。

後日届いたサイン

めちゃくちゃ本名なので隠しておりますが、このサイン「きっと間違えないようにゆっくり丁寧に書いたんだろうなぁ」ということがペンの跡からわかるほど〈マジ〉で書いてありました。
額装して、大切に飾りたいと思います。

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