地域通貨は地方経済の救世主になれるの

地域で循環する経済。
それが今、難しくなっている。

人が減ると売れるものが少なくなる。
そして、売る側もそれなりの量と数で商売をしだす。
すると消費者は無いものは他所に求めるので地域にお金が落ちずに流出し続けるのでどんどん先細り店をたたむしかなくなる悪循環に陥る。
地域で回らないのは貨幣も人も同じだ。

例に出したのは物販だったけれど、人だって同じで高校までしかない土佐清水市ではそれ以降の進学=土佐清水市を出るというコトになる。
そして、就職にしても選択が少なく自分の理想を追えば土佐清水市を出るという選択をする人も多い。

話を戻して経済の循環。
土佐清水市には地域通貨というモノがある。
コレは土佐清水市内でしか使えない電子通貨である。
地域通貨というのは通常の貨幣と違い他の地域に流出しない。つまり、市内で循環する。

例えば地域通貨で給与の一部を支払う会社には半分の金額を補助するという施策を出せば、市内で循環する様になるし、支払う会社側からすれば本来出すべき給与が補助で一部でも半分見てくれるなら乗らないてはないだろう。
こうした先にベーシックインカム的に地域通貨が使用される可能性もあるのではないだろうか。

ただ現実的には現在、チャージすると5%のポイントが還元される仕組みとなっているが、そのポイント還元の率を大きくすれば他の地域との価格差を埋められるのかの検証をするコトくらいだろうか。
どれだけ還元率を上げれば他地域で消費するより得になるのかを比較、分析し、経済効果が勝る場合には市民へのアピールし地域通貨使用率を高めていけば地方で経済は回すコトができる。 

資本主義社会における貨幣という存在の欠点は【貯蓄】できる点にある。
即ち貯蓄とは経済の循環を断つ行為と言える。
その点、地域通貨に使用期限を設定すれば貯蓄できないので半強制的に循環が促される。

また、地域通貨は経済の循環する場所を指定できるのが最大の特徴だろう。
貨幣は全国で使用できるが地域通貨は100%地域で消費されるので地域で経済循環を起こすコトができる。

この二点は地域通貨の大きな武器だ。
それを最大限に活かせば地域通貨は地方経済の救世主になれると私は感じているが、皆様はどうだ感じただろうか。  

ほいまら、また。

腐る経済
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