朝７時に更新、24時間で消えてしまうショートエッセイ「CORECOLOR編集長　さとゆみの今日もコレカラ」。これを読んで、「朝ドラ受け」のようにそれぞれが自由に書くマガジン【今日コレ受け】に参加しています。

ビーチまで徒歩3分。波の音が聞こえるリゾートホテルで朝4時から、脇目もふらず原稿を書く。
終わるまで、海はおあずけ。

みたいなことが結構ある。私はたぶん、オンとオフ、という概念がかなり薄いほうだ。

フリーランスだからこそ許されるのだと思うが、仕事もプライベートも、「それを自分がやりたいか」「やりたくないか」が判断基準の第一にあり、次に「スケジュール的にできるか」が続く。

やりたくて、スケジュールが大丈夫なら、ほとんどが「GO」だ。するとどうなるかと言うと、仕事とプライベートが複雑に入り混ざる。

だから冒頭のように、旅行先でも書くことになる。


メリハリがない、と言われたらそうかもしれない。でも、「やりたいことを、やれるときにする」このスタイルは、とてもシンプルで自分には合っている気がする。

仕事も遊びも「やりたいこと」だから疲れにくいというか、疲れても後悔はないし、楽しめるのではないか、とも。

もっと言えば、楽しめるからこそ、良い結果につながる可能性も高くなるのではないだろうか。

いや、もちろん霞を食べて生きてはいけないので、お金も大事だ。
だが、お金がたくさんもらえるからと言って、「やりたい」と感じない仕事をしたら、たいていは良い結果にならない。

その最大の原因は、モチベーションが上がらないから。そのへん、我ながら不器用だ。


幸い私は物欲がないので、最低限の生活費と、家族と私の「コレやりたい」「ココに行きたい」が叶えられるお金があれば、それでいい。

そうできるのが、フリーランスでいる一番の理由なのかもしれない。

父は一昨年新型コロナに羅漢して、わずか10日で亡くなった。
私だって、いつお迎えがくるかは分からない。

それならば、後悔が少ないほうを選びたい。