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「炎王」サイドを検討してみます。

割引あり

今回の記事では(1/10時点)炎王におけるサイドカードの採用候補の紹介と、どの対面にどんな目的で入れるべきかまでを解説していきたいと思います。
そのうえで大事になるのはやはり、環境考察でしょう。
まずは1月の新制限が発表されて2週間ほど経った現在の環境分布から見ていきましょう。

また、この記事の内容はすべて炎王デッキの解説NOTEの追記部分に記載します。もしそちらを購入されてる方は全文そちらにて公開してますので、そちらをご覧ください。


1月新制限発表後の分布

これから紹介するのは、デッキの強さではなく分布の多さをもとに順番に見ていくものです。今期は思っていた以上に様々なデッキが群雄割拠しており、非常に面白い環境です。

TOPシェア


炎王スネークアイ

栄えある1位🥇

シェア2位


粛声
R-ACE
ラビュリンス
ルーン
ふわんだりぃず

シェア3位


魔術師
霊獣
インフェルノイド
ホルス系
ピュアリィ

シェア4位

@イグニスター
サラマン
VS
氷結界
エクソシスター

解説


概ねこんなところでしょう。
この中でもやはり頭一つとびぬけているのが、炎王です。
正直パワーはダントツです。
ですが、メタもかなり知られてきており十二分な対策をメイン及びサイドから組まれていることもあり、下手にプレイした場合に勝ち切れるデッキとは言えなくなってきました。
そうした関係から、みんなの意識外にあるデッキを模索し始めるプレイヤーも増えてきており、それにより良い新陳代謝が生まれてきて環境は群雄割拠な良環境となっているといえるでしょう。

そんな中で気になるデッキとしては
粛清
ふわんだりぃず
ルーン

このあたりです。まずは粛清から。
粛清デッキの特徴といえば、非常に強力な妨害であるローガーディアンの存在です。このカードの存在により、どの対面に対しても大きな不利をとりづらく、展開デッキにはメインから3投しているニビルなどの誘発が大きく刺さります。こうした徹底的なまでの炎王メタと、それを下支えする優秀な妨害を持ち合わせているこのデッキは今後も息が長く、愛されていくでしょう。

続いて、ふわんだりぃず。
以前は環境にも君臨していた害鳥。ふわん。
今環境でもその力は健在です。
やはり、Gが効かない、咎姫も使わせない、うららをもらいづらい、アトラクターを積める。こうした点は非常にこの環境にあっているといえるでしょう。今後もこの環境に居続けることになるかと思います。

最後にルーン。
使い手はかなり減ってきたものの、やはりまだまだ強力な立ち位置に君臨しているルーン。強力な永続魔法をひとたび発動されてしまえば、リソースや展開力を大幅に削られじりじりと首を絞められていくでしょう。
当たったら最後、あきらめる。これも一つですが、出来る限りの対策はサイドカードから考えていきたいところです。

炎王に対して明確な有利をとり地力もあるデッキといえば上記3つかなと思います。もちろんパワーで押し切ることが出来るデッキはほかにもあるため油断はできません。ですがやはりメインから炎王メタに寄せた構築でありながら、ほかデッキにもパワーで負けないデッキとしては上記3つが有力候補でしょう。

サイドカードを検討してみます。


【炎王】


一番当たる可能性の高い対面で、必ず勝たなければならない対面です。
ここに対するサイドカードは様々ありますが、まずは有効そうなカード一気に紹介していきます。

魂の解放

炎王の先行展開においてリソース及び妨害を大きく削ることができる一枚。
先行展開後の墓地には、ガルドニクス、咎姫、リンクリ、リンク2モンスター、エクセル、ポプルスなどが墓地におり、これらが、リソースや妨害につながります。これらをまとめて一気に除外できる旧時代のぶっ壊れカードです。ただ、最近の展開では多くの場合、盤面にもアポロウーサなどの妨害が残っている為、ここを超えていく必要もあるため、このカード一枚だけですべて解決はしませんので、入れとけば強いカードですが、勝ちに直接つながる札ではありません。炎王はこの後出てくるカードすべてそうですが、一枚で炎王の先行展開をすべて崩せるものはありません。
ですから、ほかのカードと合わせ引きで強いカードをサイドカードに検討していきます。

コズミック・サイクロン

炎王への対応札として一番有効とされるのが、このコズミックでしょう。
孤島というリソースを削りながら、盤面のモンスターを根こそぎ壊せる最強カードです。また、最近流行りの魔封じを止めることもでき、魂の解放との合わせ引きも非常に強力な一枚です。

心変わり

結構押しの一枚です。
最近の炎王の基本展開では、場にアンブロ、アポロウーサが並びます。
手札や場合によってはアンブロ単騎やアンブロガネーシャといった盤面もあります。そこから考えた時に、心変わりで、アポロウーサを奪ったり、単騎のアンブロを奪ったりなどをすることで一気に妨害を消すことが出来たりします。ニビルなどの誘発とも相性が良く、ライフをとることも可能なこのカードはかなり環境にも刺さる一枚でしょう。

幻創龍ファンタズメイ

炎王相手には強欲な壺という位置づけができそうです。
基本的にはこのカード自体の役割は手札の質を上げること、咎姫を止めることですが、このカードの存在によってニビルを引いてきたり、上記のようなサイドカードを持ってきたりということが可能です。
手札の質を上げるだけでも非常に十分な役割を持てるため、優秀なサイドカードの一枚です。

拮抗勝負

このカード一枚で、前盤面である、アポロウーサなどを除去しつつ、孤島や魔封じなども併せて除去できるのが非常に優秀です。
ですが、バトルフェイズを使ってしまうことや盤面に重要な1枚は残ってしまう為、このカードに加えてもう一枚の札を引いていなければならず、墓地リソースもしっかり残ってしまうことから、相手の返しのターンでキルをとられてしまう可能性も高いです。
魔封じ込みの先行盤面に対しての回答としては優秀ですが、魔封じを引かれなかった場合の先行展開を考えた時にはあまり有効とは言えない可能性があります。ケースバイケースで優秀な札といえるでしょう。

炎王に対するサイドカードの結論


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