あなたのことを、とても大好きな人がこの世界にはいる
地域活動支援センターの遠足があったので参加した。秩父でイチゴ狩りをするらしい。僕は初体験だった。イチゴおいしい。でも、そんなに食べられないよ。
秩父といえば、人気アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(略称:あの花)の舞台となった場所でもある。 “聖地”なので巡礼者も多い。
バスや自販機などにラッピングされた「あの花」のイラストをよくみかけた。
(※ポケモンGOのジムにも「あの花」が……!)
秩父神社に寄ったとき、ある絵馬に書いてあるメッセージをみておどろき、ショックをうけた。
「○○君、ひきこもりから抜け出せるといいね。からだも元気になってほしい」
※(文章の内容は若干改変しています)
ひきこもりをもつ家族が書いたものだった。
「あの花」の主人公のじんたんはひきこもりなんだ。ある事件をきっかけに彼は幼なじみたちと疎遠になってしまった。でも、彼らはまたあつまり、少しずつ前に進むようになる。
絵馬に願いを書いた人たちは、「あの花」のことを知っていたんだと思う。そして、アニメの内容に自分のひきこもっている家族を重ねたんじゃないだろうか。
僕は、その絵馬の前からしばらく動けなかった。
絵馬に想いを寄せられた人のことを僕は当然しらない。あなたがどこに住んでいて、どういう思いを抱いているかわからないけれど、これだけは確実に言える。
あなたのことを、とても大好きな人がこの世界にはいる。絶対にいる。
記事の内容がよかったぜという方だけでなく、喜捨して徳を積みたいという方にも喜んでいただけるシステムになっております。この機会にぜひ(^_^)v