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いまの職場もブラック扱いされたけど、ちがうよー(笑)

豆本のお手伝いをしていることをどこからか聞きつけた知人がこんなメールを送ってきた。

「今度の職場もブラックそうだね」

えっ、何で?と思った。もしかしたら、ツイッターで「今日中に帰れた」とつぶやいたせいかもしれない。いや、違うんだよー。午後にアトリエ(師匠に事務所じゃないよーアトリエだよーと言われた笑)にいくので帰りが終電のことがあるから。あと、自分が電車を乗り間違えたり。

パニック障害があるので満員電車は苦手。だから、午後から電車に乗って働けるのは助かる。あと、睡眠障害もあるので朝が早いときつい。それと朝は鬱状態のことが多い。そこらへんは師匠にとても気を遣ってもらっている。

豆本の作ることが自分に合っているかどうかより、いまは午後とはいえ苦手な電車で1時間半近くアトリエに通うこと、そして新しい環境に慣れるので必死なのでどうこう言える段階じゃない。

でも、たまにすごく集中しているがあってその感覚が好き。気づくと時間があっという間に経っている。これは前の職場なら考えられないことだ。何度時計をみても全然進んでいないんだもん。いまの職場は帰りたいなあと思うことはない。これってすごいことだよ。

もちろん、心身ともに家以外の場所で過ごすという経験が少ないから疲労感はすごかった。初めはからだが固まっていたから筋肉痛がひどかった。三週間近く経ってようやくそれがなくなった。疲れはあるので連勤はまだ厳しいけれど。

職場の人たちもクリエイターで面白い人ばかり。アニメ、マンガなどの話をしながら作業している。楽しいから作業感がない。「今月の豆本の売上が少ないから1人あたりの努力目標額は10万円ね」とかない。当たり前のことが当たり前におこなわれているのは、なんて素晴らしいんだろう!

初めての豆本の作業のときは、余裕がないけれど、全体の工程が把握できれば、良い意味でルーティンにできて、手が勝手に動くんだと思う。まだ、身体でおぼえていなくて脳が優位になっているから緊張と不安でトイレに行きたくなったりしちゃう。でも、数ヶ月経てばどうなるかちょっと楽しみ。

ほかのひきこもり経験者の話を聞くと、働き始めたのはいいけれど職場の環境が悪いという人が多い。ひきこもりを抜け出しても別の地獄が待っているという感じ。たまに働いていてよけいなことを考えないで済むから仕事は助かるという人もいる。こればかりは運なのかなあ。

(この作成キットから豆本ドールハウスをつくります。今までより難易度が高かったです)

(こんな感じに作りあげていきます。初めての作業なのと師匠にマンツーマンで教えてもらい、緊張してトイレに行ってばかり。これがなければ本当に楽なんだけど……。地味にきつい、この体質)

(完成形がこれです。時間が足りなくて表紙を取りつけることができませんでした。終電を逃してしまう。時間があれば最後までやりたかった)


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