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ヘルプマークに期待☆彡

 昨日は、長男の入学式。

電車を乗り継ぎ1時間。

乗り換えは1回。

なかなかの移動距離。


 長男は、自閉症スペクトラム。

多動傾向はなく、どちらかというと

「黙ってしまう」タイプ。


 そんな長男が、自分で一生懸命に時刻を調べて、

決めた電車。

これに乗って、いざ出発。



 ところが、ここで問題発生!

甘く見ていた!通勤・通学時間の電車。

超・超・超満員でした。


 通学時間でなければ、「乗り換えに使える

時間は5分」とあれば、余裕。


 ところが、超満員で「人の流れに乗って」

移動した結果、乗り換え先のホームに降り立つ前に、

電車は出発。

あぁ。。。遅刻だ(汗)



すぐに学校に電話。

 幸い、長男が学校に到着しなくちゃいけない時間に

対して、入学式が始まるのは1時間後。

なので、「大丈夫ですよ。気を付けて」と、

優しい言葉。助かった〜。


 ところが、長男はそうはいかない。

自分が決めた電車に乗れないのだから、

慌てて、焦って、怒りだす。


 普段、長男は怒っても暴れたりはしない。

せいぜい、言葉で文句を言う程度。



 ところが今日は、大きな声で怒りだす。

長男:間に合わない!遅刻だよ!間に合わない!

私:学校に電話したから、大丈夫だよ。

 入学式も1時間後だから。大丈夫。

長男:乗れなかった!調べたのに!乗れなかった!

 間に合わない!

私:乗れなかったね。残念だったね。

 でも、遅刻にはならないから。

 入学式も間に合うから。大丈夫だよ。


その間、満員のホーム。物珍しいのか、

「うるさいなぁ」という雰囲気の冷たい視線を感じる。

なかなかに厳しかったです。


 結局、2本をやり過ごし、遅刻はするものの、

超満員の電車を避けて登校。

事なきを得ました。


 ただ、超満員で

・駅員さんに押し込まれて入る人

・あきらめて次の電車にした人

を見たとき、

・長男は電車に乗れるかな

・押されて、パニックにならないかな

と、とっても不安になりました。


 今日から、長男は1人で電車通学をします。

何かあっても、その場に私はいません。


 何かあれば、周りの人に助けてもらうしかないです。


長男には、

『何か困れば、”助けてください”て、周りの人に言いな。

大丈夫。きっと誰かが、助けてくれる。

 後は、超満員だけど、頑張って電車に乗るんだよ。

乗るときも、大変そうなら”助けてください”て言いな。

絶対に、助けてくれるから』


 長男のカバンには、ヘルプマークが付いています。

果たして、どれだけの人が、このヘルプマークの意味を

知っているのだろう?と一抹の不安はあります。


 昨日の電車でも、何人かの人が、

ヘルプマークを付けていました。


 この社会には、助けを求めている人がいる。

その人に、興味を持ってくれなくても良い。


ただ、困っていることに、困っていそうなことに

気づいて、手を差し伸べてくれる社会であって欲しい。

そんな風に思いました。


 それとは別に、根治不可のがんサバイバーとして、

長男の入学式に一緒に参加できたキセキに、

心から感謝した日でもありました。


最後まで読んでいただき、

 本当にありがとうございました。

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