日本はヨーロッパから学ぶべきか ーヨーロッパ出張を終えて

文化度が高いと言われている、ヨーロッパ(特にイギリス、フランス、イタリア、スペイン、オランダあたり)は将来の日本だから、日本はアメリカからでなく、ヨーロッパスタイルを真似るべきという声をよく聞く。

日本は第二次世界大戦でアメリカに負けてから、アメリカの文化や風習に憧れ、真似してきた歴史があり、「アメリカ=イケている」図式になっているのが普通である。ただ、文化の発信地であり、資本主義をつくりそもそもアメリカを作ったヨーロッパ諸国の人たちは一周して、もうお金より精神的な豊かさという点で日本より先にいっている可能性がある。それがフランスでいうバカンスだったり、スペインでいうシエスタ的なものだと思う。お金に振り回されていない感があるし、仕事=人生とくくりつけてない感じもする。また、日本のように基本的にずっと同じ職場で働き続けることも当たり前ではない。

日本の経済を見てみると、バブルが崩壊し、経済が停滞して長い。いまは好景気らしいのだが金融政策でごまかしごまかしでなんとかしているような気もして実体が伴っていない。
人口減で内需も減り、今後伸びるであろう情報産業においても、ITではアメリカ、AIでは中国に負けており、あまり良い話がない。

そこでヨーロッパ的になって、もうお金には拘らず、ゆっくりのんびり身の丈にあった生活をしていきましょう、というのは正しいのかという意味では、それもありといえばあり。

もちろんヨーロッパの若者の中にも、こういう価値観を嫌う人はいる。
色々な多様な価値観があり、情報もアクセスしやすい時代、逆に選ぶのが難しいなと思った。

#ヨーロッパ #出張 #価値観

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