私が会社員を辞めた経緯

こんにちは。箱石と申します。
会社員という働き方が合わず、自分の「好き」を見つけて32歳でビジネスを始めました。

今日は私は退職に至った経緯やその時の心情をまとめました。
淡々とした文章で書き綴ったので、ぜひ淡々と読んでみてください。


■いきなり決めた退職
2020年6月、新卒で入社し4年半務勤めた会社を急に退職することにした。
「急に」というのは大げさだけど、所属していた部署で少しもめごとがあり、それに対する会社の決断があまりに納得のいかないものだったので、呼び出されたその場で「それならば辞めます」と伝えた。
その場にいた上司は鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしていて、まさか私が辞めると言い出すと思っていなかったようで頭を抱えていた。
辞めると伝えたあと、ありがたいことに会社に残るよう説得してもらったが、2,3日考えても私の考えは変わらず、退職を決めた。
何日か経ったら後悔するかな?と少し不安があったが、そんなことは全くなく、とてつもなくすっきりしていたのをまだ覚えているし、今でも本当に退職してよかったと心から思っている。


■なぜ急に退職へふみきったのか
ではなぜ、急に退職を決められたのか?不安はなかったのか?生活はどうするのか?
たしかに、「退職します」と会社に伝えたのは急ではあったけれど、前々から会社の未来に不安を持っていたし、自分がこの会社にいる未来が見えなくなっていた。退職は頭の中に常にあったし、家族には「そのうち辞めると思う」と口癖のように言っていた。加えて、やってみたい仕事もあった。
毎月一定のお給料をくれる会社を急に退職し転職先も決まっていないことに、不安が無かったこともない。けれどその不安の正体って一体何だろう?ときちんと考えた。不安とむき立ってとにかく書き出しまくった。
見つけた答えは「金銭的な問題」だけだった。本当にただそれだけ、お金の問題だけ。
簡単に「お金の問題だけ」って書いたけど、これって結構大きな問題。
でも、私としてはやりたくもない仕事を今後も続けて、ただお金だけのために人生浪費する方がリスクが大きいと思った。何より、この会社に60歳までいることを考えると普通の精神でいられないくらい嫌になっていた。
次にやりたいと思っている仕事の目途がたってから辞めたかったと後悔は残るけれど、逆に追い込まれた環境にいることで自分に甘えず成果を出せるはず、とポジティブに考えることにした。


■モチベーションはどこで下がったのか
誤解しないでもらいたいのは、新卒で入社するときにはモチベーションも高かったし、それなりにやりたいと思う仕事もあった。
4年半の間に、自分なりに一生懸命やってきて、やりがいのある企画や仕事を沢山回してもらった。同期で一番早く出世して、成績は常にA、社内で賞を頂いたという経歴もある。だからずっと会社へのモチベーションが低かったわけではない。(自慢でもなんでもなく、ただ誤解してもらいたくないから書いたエピソード)
携わっていた大きな企画が終わった3年目の途中で、ある部署へ異動になった。私のモチベーションが下がっていったのはそこからだと思う。それまでも会社に対して色々と思うところはあったけれど、やりがいのある仕事と周囲からの評価があったのであまり気にならなかった。
ただ、異動先が会社の中枢を担う部署だったのにも関わらず、そこは無駄な仕事が非常に多く、偉い方たちの声が優先で効率化はすぐに行えず、事業方針も疑問に思うことばかり、やりがいを感じられる仕事もない、という私にとって一番望んでいない環境に置かれていた。最初は自分で切り拓く気持ちや仕事を取りに行く闘志もあったけれど、徐々に気持ちはそがれていき、途中から、出社はするが頭を使わず、ただ会社で漂っていただけのように思う。会社にとっては無駄な存在だったし、自分にとっても無駄な時間を過ごしていたと今なら思える。


■異動ではなく退職を選んだ
その部署に不満があって、退職の引き金となったもめ事も該当の部署で起こったのならば、異動すればよかったと思う人もいるし、実際会社にも異動を勧められた。
でも、もう私にはこの会社に残る理由は何一つなかった。会社で漂い続けている間、精神的に本当に辛かった。酒の量も愚痴も増えていた。新しい部署で一からやり直して頑張ろうという気力は微塵も残っていなかった。
入社当初はモチベーションが高かったとは言え、このような結果になったのは、就活から間違えたと思っている。これは本当に私が悪い。
そもそも私は「会社員」というものがあっておらず、そのうえ就活方法が間違っていた。


■退職を考える際に自分を見つめなおした
ただ会社にいるのが辛いから辞めるということだけでは、この先何もプラスにならないし、辛いことから逃げた自分になりたくなかったから、一応自分なりに分析した。
そして、なぜこの結果になったのか、二つの結論に至った。
一つ目は「自分は会社員に向いていない」
親族が全員経営者で、その思想のもと生まれ育ったこともあり、「組織に属する」という考えが全く理解できなかった。とにかくこれに尽きる。私の性格は、組織の一員としてサラリーマンがんばりますという性格ではない。
じゃあ就職せずに起業でもなんでもすればよかったのではと言われそうだが、周りが就活してるしとりあえず就活するかと将来を甘く考えて、就活をし会社員になった。
しかもその「就活の仕方を間違えた。」
これが二つ目。
私は大学院時代にとても忙しい生活を送っていて、この生活がずっと続くのは無理だ、となんとなく思っていた。だから院の同期からすると信じられないような企業を選んだし、入社した会社からしても「こんな経歴の人が来てもうちなんてすぐ辞める」と思われていた。
私が就活で会社を選んだ時に、自分が何をしたいかは優先せず、とにかく条件をしぼりこんだ。
・都内勤務で転勤無し
・デスクワークで営業はしない
・服装自由
・出世できそう
・家族が安心できるつぶれなそうな会社
・それなりにネームバリューがある
・子供を産んでも働き続けられる会社
出世ができそうというのは、自分より勉強も仕事もできる人があまりいない会社という何ともふざけた視点。最初から競争を放棄していた。
とにもかくにも自分が何をしたいかではなく、出世ができそうでつぶれない、そして親が安心する会社という条件を考えていた。



以上が、「安定した会社員」を辞めた経緯です。

理解できる方もいれば、全然気持ちが分からないという方もいるかと思います。
最後の1年くらいは本当に会社を漂っているだけの存在な気がして、辛かった。
そこから心機一転、自分でビジネスを始めて、今はやりがいのある大好きな仕事を毎日こなしています。

ちなみに…
現在私が行っている事業は「介護美容」というものです。
ご興味ある方は以下ご参照ください。

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