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鬼は外、福は内 #215 辞書の生き物

豆まき

 節分には豆まきをしますが、その際の掛け声は「鬼は外、福は内」が一般的です。節分は元々は季節を分ける日のことで、立春、立夏、立秋、立冬の前日とされていました。
 季節の変わり目には邪気を払う風習がありましたが、その中で立春の前日は昔の大晦日にあたり、一番大事な日として残ったようです。

 豆は五穀「米・麦・ひえ・あわ・豆」の1つで、精霊が宿るとされており、その中で一番大きな豆が邪気払いに選ばれたという説があります。

 一般的な風習の豆まきですが、琉球文化やアメリカ文化の影響で、沖縄では定着していないそうです。

 また、苗字が渡辺さん、坂田さんの家では豆まきしない家が多いようです。
 これは渡辺綱(わたなべのつな)・坂田金時(さかたのきんとき)が酒呑童子(しゅてんどうじ)という鬼の首領を退治したため、鬼が恐れてやってこなくなったため、豆をまく必要がないからだとか。
 ちなみに、坂田金時は「マサカリかついだ金太郎」の成長した姿です。
 


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