今週末には公演がはじまります。
初めて全体通しをした日の夜は一睡もできなかったけど、先日細かいところを修正したり稽古したりして、2回目の通しをやった日は眠れたのでよかったです。いや、別に寝なくてもいいかもだけど。公演終わればいくらでも寝られるし。

稽古場に数人、知人が見学に来てくれます。お客さんの目があることはありがたいです。そこでいろいろな感想を聞いたりしつつ、渋い顔を見たりしつつ、心折れそうになりながら稽古をしています。

・一つのシーンシーンはなんとなく見やすくなってきたし、細かいところにこだわれるようになってきた。でもシーンとシーンのつなぎに関しては甘い。というか流れがまだ作れてない。通しを回数やればなんとかなるのか。

・今は全部埋めにいってるので、余白というか、もっと無駄な時間があってもいいのではないか。何を見せられてるんだ。。と思うような時間とか。まぁ全体的に何を見せられてるのかわからない時間にはなっていると思うけれど、何もしていない、起こっていない（ように見える）時間も必要かも。

・見やすくなったけど、前回の通しよりお客さんに対して親切にはなっていると思うけれど、見やすいことがいいことかといえば、そうとも限らない。

・カオスは計画的に創りたい。ただの衝動だと困る。俳優の生理についてはわかっているつもりだけど（いや、わからないことの方が多いけど）そこを我慢してほしいし、自分の充実感の為に動かないでほしい。余白を作る勇気が必要だと思う。

今、通しをして38分なので、これを今日は40分にする。
長ければいいってもんじゃないけど、まぁ、やってることに対してのふさわしい長さはあると思っているし。

「能動的に見る人でないと楽しめないと思う」と言われましたが、動物園とか美術館に行ったつもりで見てもらえればと思います。たくさんの身体がありますし、その中で面白いと思う身体や、すきな身体や、すきではない身体を見つけてください。わたしは面白いと思うもの、すきなものを創ります。