「やることリスト」よりも「やめることリスト」を作るべき理由
①やることリストは「0から1への作業」 労力がでかい
・英語の勉強を始める
・毎朝5kmランニングする
・ギターを練習する
などなど...「新しく始める」というのは大変ですね。
新しいこと (習慣化されていないこと) は、意識的に行動する必要があるからです。
逆に、
・歯磨きをする
・手を洗う
・テレビを見る
などの習慣化された無意識の行動は、楽に続けることができます。
やることを新たに増やすというのは、想像以上に馬力のいる行為です。
他のことを我慢したり辞めたりして時間や余裕を作り、新しいことを始める。
つまり、新しいことには
・すでに習慣化していることを「辞める」
・まだ慣れてない新しいことを「始める」
という2つのタスクが必要になり、労力も2倍かかります。
②やらないことリストは「1から0への作業」 労力が小さい
・テレビを見るのを辞める
・スマホを寝る前に触るのを辞める
・嫌々やる単純な作業を辞める
などなど...一見大変そうには見えるけど、「辞める」というたった1つのタスクを遂行するだけです。
意志力だけでどうにもならない場合は、「テレビを捨てる」など物理的な作戦も取ることが出来ます。
毎日テレビに3時間費やしていたとすると、辞めることで得られた3時間は自由に使えます。
自分にとってそれほど大事では無かったものをそぎ落としていくことで、本当に大事なものに時間が割けるようになります。
辞めて初めて気づく、意外と大事じゃなかったという気持ち
僕は引越しを機にテレビを手放しました。
「サッカーの試合は見たいからテレビは欲しい!」と思っていたのが、実際無くなってしまうと「まあいっか」と考えるようになりました。
僕にとって重要だと思っていたことは、そこまで重要ではありませんでした。
むしろテレビが無いおかげで、驚くほど時間に余裕ができました。その時間で本当にやりたいことをやる"自由"が得られました。
例えば「1年間でやりたいことリスト」を作ったとしても、結局半分も達成出来ないことがほとんどです。その大きな原因は、ちょっとだけやりたいことも含まれているからです。
「やりたくないこと」「辞めたいこと」「そんなに好きではないこと」「ちょっとしか好きじゃないこと」全てを辞めて、それでも残る「本当の本当にやりたいこと」を探しましょう。
本質だけを見て、集中する
「エッセンシャル思考」という本では、「より少なく、しかしより良く」を追求することの重要性を説いています。
その中で重要なポイントが、
・全てをやろうとすると、全てが中途半端になる
・重要な仕事に集中し、それ以外を削ぎ落とす
ということです。
無駄な枝葉を切り落とし、本当に重要なものを見るようにしましょう。
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