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ぶたやまかあさんのやり過ごし365

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「やり過ごしごはん研究家」ぶたやまによる日々の記録
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2019年7月の記事一覧

温かい鰹

温かい鰹

暑いし、仕事も色々煩わしい。

鰹炙って、タレにつけて、ごはんにのせて食べて、布団かぶって寝たい。

鰹のことは、年々好きになる。

いつものように、バーナーで炙った後、普通はポン酢で食べるんだけど、今日はちょっと味付けを変えてみた。

フライパンにみりんとめんみ(麺つゆ)、薄口醤油を入れて温める。
しばらく火にかけて、すこし煮詰めたらここにバター。

刻んだネギと茗荷を加えてザッと混ぜる。

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油と母

油と母

突然の暑さ。

通勤だけで、体が参ってしまった。
日中、クーラーが効きすぎた部屋にいたのもいけない。

帰り道の無人自販機で、かぼちゃとピーマンを買って帰る。
なんとなく、かぼちゃを食べれば大丈夫という気がしたのよ。

かぼちゃで一品何か作ることは決めた。
メインなににしようか。

そういえば冷凍庫に秘密兵器がある。
あれにしよう。

母が、衣までつけて揚げるだけにしておいてくれたロースカツ。

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鰯

本日の晩ごはんは

・鰯のパン粉焼き
・ラムのグリル ローズマリー風味
・グリーンサラダ、玉ねぎマリネ添え
・いただき物の明太子

鰯のパン粉焼きはよく作る魚料理だ。
私は煮付けとか焼き魚とか、普段やらない。
魚料理は、お刺身系かこんな風なイタリアンになる。

父の趣味は魚釣りだったので、魚料理は大好きだが、煮魚のあの甘辛い味付けがどうも好みではなく、自身で作る気にならない。
焼き魚に醤油という調

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タイプが違う

タイプが違う

昨晩はタッチの差で夫の帰宅のほうが早かった。
我が家はご存知の通り、夫も料理をする。

彼の作った晩ご飯がこちら。

・大葉風味の炒め物(モロッコいんげん、ナス、豚肩ロース、大葉)

しおれてしまった大葉を炒め物に使うところが憎たらしい。
そして美味しい。

今日は私の方が圧倒的に早い。
私の作った晩ご飯がこちら。

・ぶたやま家の焼き鳥
・フライドポテト

違いがはっきりしていて面白い。

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「わたしが台所に立つ理由」

「わたしが台所に立つ理由」

きっかけは、今回もツイッターだった。

相互フォロワーであるライターの遠藤哲夫さんからのDMによると、「暮しの手帖」編集部に「ぶたやまかあさん」の話をしたら、取材させてほしいという話になったので連絡先を教えてほしいとの事。

「暮しの手帖」…だと…?

いやいやいや、まさか。

本当だった。

なんと、第5世紀(暮しの手帖は100号で1世紀)の第1号、巻頭特集の1人だという…!!

マジかよ。

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自動書記的カレー

自動書記的カレー

完全にノープランで挑んだ本日の晩ごはん。

しかも、帰宅したら台所に大量のモロッコインゲンと大葉とキュウリが。

クマコ@co_kuma37 家の菜園からのお届けものらしい。
これは是非とも本日使いたい!

まずはモロッコインゲン。

モロッコと言ったら、煮込みだろう。トマトあったなあ。ジャガイモはもちろんたっぷりある。
さあ、このくらいのヒントが有れば、後は勝手にゴールへ向かい出す。

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素材を食卓へ

素材を食卓へ

晩ごはん、何にしよう。

冷蔵庫の中身をざっと思い出し、使うものだけは大まかに決めておく。
帰り道は、基本ボーっとしていたいので、あとはほぼノープランで挑む。

帰宅。
冷蔵庫の中身の確認。

夏野菜が色々あるので、油で揚げて、タレにつけよう。
問題はメインのお肉。
鶏胸肉を食べてしまいたいのだが、何にしよう。
野菜に油を使うので、さっぱりしたものがいい。

鶏胸肉の皮を外してそぎ切りにする。

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お祭りの夜

お祭りの夜

「お祭りに行ってくる」

そろそろごはんを作ろうかと考えていたら、子どもたち三人が口を揃えて言った。
近所の公園で夏祭りがあるんだって。

ごはんはどうするんだろう。

食べるのかしら食べないのかしら。

朝のうちに、ローストポークを作っておいたので、これを温めて切り分けるだけなのだが、子どもたちが食べないのなら、どうしようかな。

夫と二人でごはんて、どうすればいいんだろう。
すっかり忘れてしま

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魚は炙った柵がいい

魚は炙った柵がいい

 なじみの魚屋(というのがあるというのが自慢)で、鰹の良いのが出ていたので買う。
鰹は大好きな魚だ。
さらにスーパーで20%オフになった鰤の柵もゲット。

お刺身は、柵で買うのが好きだ。切ってあるのを買うよりもお得な気がする。

刺身を柵から美しく切るのは確かに難しい。
包丁を何度も動かしてギザギザやっていると、美しく角の立った刺身にはならない。

でも、家で食べるなら、そんなに美しい

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留守番カレー

留守番カレー

家族を置いて出かける日は、カレーを残していく。

ウチは夫も料理をするし、子供たちも大きくなったので、夕飯を置いて行かなくても飢えることは無い。
まあ、完全な自己満足ではある。

カレーを作るのは好きなのだ。
普段はひたすらにやり過ごす事を考えるが、カレーについては、それほどやり過ごしたく無い(ことが多い)。

今日は8時半には家を出たいので、それまでにカレーを完成させたかった。

前日も休みだっ

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肉を冷凍しない女

肉を冷凍しない女

 今日もまた雨。もう飽きたわね。

日曜日は結構忙しい。
今日は二人で期日前投票に行った後、スーパー向かう。
一人で一週間分の食材の買い出しは少々大変すぎる。
子どもたちが大きくなってきて、一度に食べる量が半端なくなってきたのだ。

野菜は今日母から届くので、野菜以外の食材を買い込む。
特に肉類は一週間分を一度に買ってしまうことが多い。
土日に買った分は、一週間の途中でほぼ使い切ってしまうが、

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ジャガイモ料理と「火星の人」

ジャガイモ料理と「火星の人」

 アンディ・ウィアーの「火星の人」を読んでいたら、友人のクマコからジャガイモが届いた。

これは、本当は火星に届けるべきではないのか。

だが、火星は遠すぎるので、我が家で頂くことにした。

土がついた状態で届いているので、このまま保存すると土の水分で悪くなってしまう。
ざっと洗って新聞紙の上にとり、乾かす。

綺麗だなあ。
うちの娘はジャガイモが大好きな「芋娘」なので、この光景だけでもうっとりす

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ちらし寿司と長男うどん

ちらし寿司と長男うどん

帰り道のスーパーで、鰤と鰹のサクが割引になっていたのを素早くキャッチ。

バーナーで炙っていく。

そろそろお刺身の生っぽさがしんどくなってきているお年頃なので、少し炙ると美味しく食べられる。
生臭みも軽減する(ような気がする)。

片面炙ってひっくり返し、さらに炙っていく。
全面炙れたら、コロコロなるように切っていく。

私はごはんの上に寿司ダネがのっているより、このくらいの大きさが散らして

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ぎゅうぎゅう蒸しと「夏への扉」

ぎゅうぎゅう蒸しと「夏への扉」

今日もなんだか肌寒い。
土鍋を引っ張り出した。

土鍋に、キャベツざく切り、じゃがいも、ピーマン、ブナピーをどんどん入れていく。

残り物の煮豚、ソーセージぶつ切りも追加して、水コップ二杯、白だし、バターを入れて蓋。
ニンニクスライスを忘れていたので、最後に追加した。

20分ほど煮る。

これを食卓に出して、好きなタレをつけて食べる。

「ぶたやま家のぎゅうぎゅう蒸し」完成。

これは翻訳家の

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