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土鍋麻婆豆腐

 家に帰り着いた際に、お向かいの奥様に声をかけられ、「ごはんの足しにして」と出来立ての麻婆豆腐を頂いた。
それは家に持って上がった瞬間に一瞬にして食べ尽くされ、「もっと麻婆豆腐が食べたい」という願望だけが私たちの胸に残った。

私は、私自身に、麻婆豆腐を作ることを決意させた。

なんでこんな文章なのかというと、今英文法の勉強中だから。
英文の日本語訳っぽいでしょう。

さて、麻婆豆腐である。

娘と末っ子を、お豆腐屋さんまで豆腐を買いに出し、私は他の材料を揃える。
豚こま、ニンニク、生姜、ねぎを刻む。
ナンプラー、ダシダ(粉末スープ)、醤油、味醂、酒、コチュジャンを合わせておく。
水溶き片栗粉を用意しておく。

豆腐がやってきたら調理開始。

炒め鍋を熱し、ごま油を入れ、ニンニクと生姜を炒める。
これを土鍋に移し、ねぎと合わせ調味料を加える。
ふつふつとしてきたら、豆腐2丁をそのまま加える。
ざざっと豆腐を崩しながらしばらく煮込み、仕上げに水溶き片栗粉を加える。

できた。

土鍋麻婆豆腐である。

なぜ土鍋かというと、炒め鍋やフライパンでたくさん作ると、あふれてしまう心配があるからだ。
うちの土鍋は大きいので、どんなにたくさん作っても溢れる心配はない。
そもそも、私は麻婆豆腐を「肉と豆腐のうま煮」と思っているので、土鍋を使うことに全く問題がない。

さて、これをごはんにかけて、冷凍しておいた山椒の実の茹でた物をどっさりのせて食べる。

美味しい。

食べたいものが明確であることは素晴らしい。

しかもそれがそこにいる全員にとって一致しているものであればなおさらだ。


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