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素麺にはならなかった。

なんなのよ、この暑さ。

朝の通勤時からクラクラする。
ずっと気分が悪くて、仕事の帰り道、「素麺とソーセージ」という字面しか浮かばない。

それでも多分子どもたちは文句なかろう。
そして、この男は本当にこのイラストみたいなコメントをすると思う。

帰宅して、台所へ。

「かあちゃん、ごめん!」

と末と娘の声がする。
末のがごはんを炊こうとして、米の量を間違えたらしい。
「二合炊こうとして、米を『2』と書いてあるところまで入れたの」

つまりは四合くらいの米を水につけたのね。

リカバリしようと娘が奮闘していたところに私が帰ってきたのだ。

よしよし、後は任された。安心しなさい。

米を計り直して、水を張る。
時間がないので、炊飯器ではなく、土鍋で炊き始める。

2人は気になるのか、台所から去っていかない。
普段ならすぐテレビかゲームに向かうのに。

じゃあ一緒に作ろうか。

娘にキュウリを託し、スライスしてもらう。
末のがそれをボウルに入れる。
私が白だしと塩をふりかけ、末が混ぜる。
しばらくしたら水が出るので、お箸で抑えながら絞り、器に盛る。

塩もみキュウリの出来上がりである。

コンロでは、米を炊きつつ、豚バラスライスともやしを茹でていく。

肉の量が少ないので、もう少しなにか欲しい。
ここでソーセージ登場かと思ったけれど、娘からリクエストがあった。

「生ハムあったよね、食べたい!」

オッケー。
じゃあ、袋から出して、バラバラにしてくれる?

生ハムだけだと、5人家族ではひとたまりもない。
何か野菜と組み合わせて、ボリュームを出したい。

そうだ。ナス食べよう。

ナスを薄く薄く切って、水にさらし、ペーパータオルて水気をよく切る。
大皿にナスを広げて、その上に、生ハム広げるように指示する。
上から、オリーブオイル、塩胡椒。

「ナスって生で食べられるの?」

もちろん、食べられますとも。

かぼちゃの素揚げは、これで4日連続だ。
「今週かぼちゃ多くね?」
と長男から指摘があったけど、別に文句ではなさそうなので、スルー。

豚バラ肉は、茹でただけなのになんでこんなに美味しいのかしら。

もうここまで来たら、怖いものはない。

帰りの野菜の無人販売所で買ったゴーヤ。
縦に切り、ワタを取って輪切りにする、
サッとゆでて水を切る。
ボウルにスライスした赤玉ねぎとツナ。
ここに茹でたゴーヤを入れる。
塩胡椒、マヨネーズ少し。
ザザッとあえたら出来上がり。
これは私の大好物。

ゴーヤとツナのサラダ。
不思議とゴーヤの味は強く感じない。

バテたバテたと言いつつ、そこそこ品数作っちゃう自分がかなり好きだ。

もちろん無茶は禁物である。わかってるって。

・ゴーヤとツナのサラダ
・茹で豚
・もやしナムル
・塩もみキュウリ
・かぼちゃ素揚げ
・ナスと生ハムのカルパッチョ風


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