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これいいね! 25_「レンチキュラー」って言うんだ・・・

「これいいね!」という商品やサービスを作るとき、必ずしも最新の技術が必要な訳じゃない。

というのは、前回、『これいいね! 24_カラス除けごみ収集ネット「クルリンポン」』の書き出しと同じです。

ハイテク機器を利用すればどうってことないことも、ローテクだけで、工夫だけでやってのける人は偉い。本当に尊敬に値する。

というのも、前回の書き出しと同じ。

今回もそんなお話しです。

「しょーもない・・・」と思うかどうかは、あなた次第でございます。

もう2年くらい前に撮影したものですが、これ、とある病院の待合室に飾られていたもの。

『エモーションギャラリー』という商品だそうです。

写真だけではよくわからないと思いますので、動画をみていただきましょう。こんな感じ。

そう。その昔、ありましたね。私も、小学生の頃にこんなものさし持ってましたわ。見る角度によって絵が変わるというか、絵が動くというか。そんなやつ。

そして、先日、『これいいね! 22_さすがは都会の自動販売機』でもお話ししましたが、出張で訪れたJR千葉駅。


その日は、そのすぐそばにあるビジネスホテルに宿泊しましたが、そこに設置されていたこんなもの。「傘のしずく落とし」と書いてある。

遠くから見るとこんな感じ。

中を除いてみると、網状のパネルがあります。ここで傘を振ってしずくを落とすんでしょうね。

"www.higano.co.jp"と書かれていますので、アクセスしてみます。

ありました。「ヒガノ株式会社」様。「レインカットECO」という商品のようです。

同社サイトより引用)

いやいや。その製品も優れたものなのかもしれませんが、この日は快晴だったので、その実力はわからず。

今回注目は、その製品の上部の「傘のしずく落とし」と書かれたところ。

これ、先程のエモーションギャラリーと同じ。これも動画を見ていただきましょう。こんな感じ。

「こんな風に傘を入れてくださいね。」ということが動きとともにわかりやすく示してくれています。

これ、「レンチキュラー」というんだそうです。

Wikipedia先生によると、

レンチキュラー(lenticular)とは、シート状のレンチキュラーレンズを用いて、見る角度によって絵柄が変化したり、立体感が得られたりする印刷物のことである。数cm角の小型のものから、建物の壁面に取り付けられている広告板などの大型のものまである。裸眼式の3次元ディスプレイにも用いられる。

ということだそうです。

これも、前回の「クルリンポン」と同じです。技術的には昔からあるもの。

しかし、静止画的に説明するのではなく、「こう動かせばいいんです。」と動きをもって説明してくれている。

しかも、電気も何も使っていない。

こういうのを目の当たりにすると、ソフトウェアの企画マンとしては、「全然、枯れた技術でええやん。」と思ってしまう。って、また言っておきますね。

これも、工夫次第でなんとでもなりますよ!ということの一つだよな。と思って、これいいね!にしておきました。

「しょーもない・・・」と思うかどうかは、あなた次第でございます。

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