映画「ファイトクラブ」に人生変えられた話

私は学生時代、サークルで仲間と一緒に映画を作っていました。
やっぱり映画サークルなので、映画に詳しい人がいっぱいいるんだろうなぁって思いながら入部したんですけど、案外そうでもなくって。
映画好きと一口に言っても、マーベル作品とディズニー作品好きが多かったんです。
私は、あんまりSFとかアクションとかアニメーション映画は体質的に合わなかったんです。
それで、自分の好きな映画ってなんだろうって思って過去の名作と呼ばれる作品を色々と探してみました。
1930年代からハリウッドを追ってみたり、ヌーベルヴァーグを追ってみたり。色々な監督に出会いました。ゴダールとか、ヒッチコック、マルセル•カルネ、オーソン・ウェルズ、キューブリック、キャプラ、ワイラー等々...

そんな映画趣味を発言すると、まぁ聞いてくれやしないですよね。
映画が趣味って意外と言いづらいカテゴリな気がしてるんです。シネマ・コンプレックスってこういう意味なのかと思うくらいに笑

そんな悩みを大学の先輩にしたことがあるんです。
池袋の喫茶伯爵で。

そしたら、一本の映画をお勧めしてくれました。
それが「ファイトクラブ」

意外とみんな知ってる映画だし、超絶面白いのにまだみてなかったんですよね。2.3年前かな。

そんな感じだったので、まあみてみようかと。

そしたら、もうびっくり。人生変わりまくりました。

「人間は歌って踊るただのクズ」
「痛みを伴わなければ何も得ることはできない。」

一件、暴力的で脳みそゼロみたいな発言なんですけど、物質的、性的、精神的なモヤモヤというか、わだかまりのようなものを一言で拭い去ってくれました。

そして自分の中に、もう1人の自分を持つこと。そいつが狂気的であればあるほど良い。引きこもった女々しい自分をぶっ殺してくれる存在。

限りのある自分の純粋持続を無駄にしないように、
ファイトするのだ。

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