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ジャンニ・スキッキより「私のお父様」

“O mio babbino caro”
「私の大好きなお父さん」
Aria di Lauretta dall’Opera “Gianni Schicchi” di Puccini
プッチーニ作曲オペラ「ジャンニ・スキッキ」より
ラウレッタのアリア

O mio babbino caro
ああ、私の大好きなお父さん
mi piace, bello, bello;
彼が好きなの、素敵で素敵なの
vò andare in Porta Rossa
ポルタ・ロッサ通りへ行きたいの
a comperar l'anello!
(結婚)指輪を買う為に!
Sì, sì,
そう、そうなの
ci voglio andare!
私は行きたいのよ!
e se l'amassi indarno,
もし、私の恋がかなわないなら
andrei sul Ponte Vecchio
ヴェッキオ橋へ行くわ
ma per buttarmi in Arno!
アルノ河へ身を投げる為にね!
Mi struggo e mi tormento!
私はもだえ苦しんでいるの!
O Dio,
ああ、神様
Vorrei morir!
私を死なせてください!
Babbo pietà, pietà!
お父さん、お願い、お願いよ!

有名すぎる人有名なこのアリア。
私の結婚式でも花嫁のスピーチの代わりにこれを歌ったくらい。
みんなで飲んだ帰り、ヴェッキオ橋を渡りながらこれを歌って飛び込む振りをしてみたり(酔っ払い~)。
恋人が遺産を相続できるようにいい知恵がないかと父親に力を貸してくれと頼むこのアリア。
これほどべたなアリアはないのではないかと思うほどべたな内容。
まさに吉本に出てくるような役。
ちょーかわいいけどちょっとおつむが足りなくて
「パパー、おねがーい、彼と結婚したいのー。おねがーい」
「あかんいうたら、どーとんぼりからみーなげたるでー」
のノリ?
歌詞を字面だけみると、死ぬとか苦しいとかお慈悲をとかいうから、悲壮な感じに歌ってしまいがちだけど、ここは、お父さんに甘えてお願いしているわがままノー足りん娘になりきって歌おう。

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