見出し画像

トゥーランドットより「もう秘密の恋も」

“Tanto amore segreto”
「もう秘密の恋も」
Aria di Liu' dall’Opera “Turandot” di Puccini
プッチーニ作曲オペラ「「トゥーランドット」より
リューのアリア

Tanto amore segreto,
もう秘密の恋も
e incoffessato grande così
こんなに大きいと告白してしまった
che questi strazi
こんなに縛り上げられても
son dolcezze per me,
私には優しく感じられるほど
perché ne faccio dono
だって、そのおかげで私は贈り物ができるのだから
al mio signore...
私のご主人様に
Perché tacendo,
だって、黙っていることで
io gli do il tuo amore...
私は彼にあなたの愛をあげられる...
Te gli do Principessa
あなたを彼にあげるのよ、お姫様
e perdo tutto!
そして私はすべてを失うの!
e perdo tutto!
そして私はすべてを失うのよ!
persino inpossibile speranza!...
不可能な望みさえも!...
Legatemi!
私を縛りなさい!
Straziatemi!
私を痛めつけないさい!
Tormenti e spasimi date a me!
苦しみや痛みを私に与えなさい!
Ah!
あー!
Come offerta suprema del mio amore!
私の愛の究極の捧げものとして!

そこまでやるか?ってくらい自己犠牲に酔っているリュー。
はっきり言って、共感はまったくできないんだけど、あまりにも美しいので好んで歌う1曲。
王子の名前が夜明けまでに誰にもわからなかったら姫は王子のもの。
でも、名前がばれたら王子は処刑。
王子の父親である王とリューの二人だけがその鍵を握ってる。
この際、王は論外(知ってるなんて絶対いわないだろうし、だれも彼が王子の父親だと知らないから黙ってればOK)。
リューはわざわざ「私だけが知っている!私一人しか知らないのが至福の喜び」なんて公言して拷問にかけられて喜んでる。
あんた、ヤバイんじゃないかい?
しかも、王子がこのなぞなぞ大会で勝つ為に自らの命まで絶ってしまう。
唯一彼の名を知ってる私が死んでしまえば、誰も彼の名を知ることはできないと言うわけ。
その後、王子が夜明けを待たずに姫に自分の名前を告白してしまうことを知ったら成仏できないのでは?と余計な心配までしてしまう。
とはいいつつ、これを歌うときは何も考えず、愛する王子のために自らを犠牲にするけなげな奴隷らしく自分の英雄的行動に酔って歌う。
当然「私はすべてを失う」のところも決して辛そうにはしない。
だって、そうすることで王子に貢献できるのだから。
この曲もほとんどPで歌う。
最後の方の「Ah!」だけがフォルテで、そのあとすぐピアノに落とさなくちゃいけない。
アクートはすべてピアノかピアニッシモで自分に酔ってるリューのうっとり感を強調しよう。

サポートしてくださる方に愛が溢れ、願いが叶い、いいことが起こり、素敵な出会いがあるように祈りを込めました。いいねを押してくださった方にも同様に。