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【最新回】11月4週目(11/28~12/4)の新曲レビュー

みなさん、こんにちは。m.c🦋です。1週間に出た新曲の中からピックアップして、ランキング形式で表示します(※1)。プレイリストもありますので、気に入った曲が見つかったらライブラリに追加できます。
それでは早速やっていきましょう!
(※1 全ての新曲をチェックしているわけではありません。)


👑ランキング👑

12位 I Am (feat. IO, DONY JOINT, Gottz, Holly Q & KEIJU) / KANDYTOWN


東京出身の16名からなるヒップホップクルー、KANDYTOWN(キャンディタウン)。MCだけでなく、DJやトラックメイカーなども所属。もともと世田谷区で生まれ育った幼馴染メンバーが中心となっており、BANKROLLとYaBastaという2つのグループが合体する形で生まれたのだとか。単純に曲がよい。あといきなりの桜庭和志。(2022年11月30日リリース)


11位 stone / inui


シンセポップ・バンド YOUR ROMANCEを経て、ボーカルとして活動したPEARL CENTER が今年の9月に解散。11月16日に発売された『scene』は、そんな経歴を持つinuiの初ソロEPである。inuiは、以下のように語っている。

裸足で歩きだすようで、恥ずかしいほど赤裸々な1st EPですが、今の自分がしたいことに正直なものを作れたことがとても嬉しいです。
これまでみてきた様々な日々のシーンを、昇華するように表現することが自分にとって癒しであったように、聴く人にとって日々のシーンを静かに彩り癒すものとなれば嬉しいです。
元PEARL CENTER・inui、初のソロEP『
scene』リリース決定 収録曲3曲を先
行配信/ OKmusic(2022/11/16)

静謐で穏やかでありつつ、すこし不穏なエッセンスもある、映画のサントラのような曲。(2022年11月30日リリース)


10位 Bandit / Bonbero★


ラッパーBonberoの魅力は、ラップの聞き取りやすさだと思っている。見事なライムの技術である。この曲の中盤1:37あたりからの韻に注目すると、九段下/ 無駄にした/ 試した/ 三間飛車/ Ambitious/ ドンピシャ/ コンディション/ オークションと、約10秒間にわたり語尾だけで8個押韻している。韻を整理すると、uaiauaiia /aeiaaeiaaia(u) / oiaoio/ oioとなり、8個の中にも、2・3・3のグラデーションがあることがわかる。さらにいうと、三間飛車のビシャは、Ambitious[æm[bíʃə]s]へとつながり、[bíʃə]は続いてドンピシャ、コンディション、オークションへとつながる。Bonberoのラップの聞きやすさはただ声質だけではない。はっきり発音しているというだけでもなく(もちろんそれもあるが)、細部にも凝らされた音へのこだわりにあるのだと思う。(2022年11月30日リリース)


9位 はだかのゆめ / Bialystocks★


手織りの布のように優しい手触りの音楽をつくるバンド、Bialystocks(ビアリストックス)の新曲。もともとはボーカルの甫木元空が監督した映画「はるねこ」の生演奏上映をきっかけに結成。ギターからピアノにうつる音色に弦/木管楽器が混じり、映画のように壮大な曲となっている。(2022年11月30日リリース)



8位 WALK / 足立佳奈


中村佳穂のような少し太めの歌声で、軽快にのびやかに歌い上げた一曲。

ウォーク ウォーク
歩いてこう
ゆっくりでいいから
これでいいから
「WALK」足立佳奈

「WALK」というタイトルのように、前向いて歩きだせそう。その後の、”アルコールコール入れてこう 千鳥足であるくくらいがいいよな” が個人的に好き。(2022年11月30日リリース)


7位 未来の話 / G over


パッと聴くと、Vaundy?と思うくらいに似ている。が、ちょっと曲調がVaundyにしてはちょっとちがうかな…など思う。G over(ジーオーバー)は、大阪発の4人組ロックバンド。2021年に突如現れた新進気鋭の…というのは、活動開始から0か月、プロモーションもなくMVが1.5万回再生、TikTokでも1万回再生いったという実績によるもの。確かにぱっと興味を引く魅力がある。(2022年11月30日リリース)


6位 置き手紙 / Vaundy


そのVaundy先生による新曲は、株式会社モリサワが展開するクラウド型のフォントサービスとのコラボ。Vaundyは本当にコラボ案件に引っ張りだこで、一か月に一曲以上のペースで曲を出し続けているような印象がある。それも一曲一曲テーマを変えてくるから、先生の音楽に対する懐の深さには脱帽するしかない。(2022年11月28日リリース)


5位 ちょっとまって / Klang Ruler★


テーマが面白い曲。Klang Ruler(クラングルーラー)は男性3人と女性2人からなるバンド。中心となるのは、元88risingのエース橋本や、AAAMYYYなどのプロデュースも手掛けるZ世代の実力派トラックメイカー、yonkey(ヨンキ―)。遊び心を楽曲に昇華できるのは、実力あってこそ。(2022年12月2日リリース) 


4位 BAD EVE / 諭吉佳作 /men


2003年生まれの音楽家、諭吉佳作 /men(ユキチカサクメン)。iPhone一台から音楽制作を始めたという、現代の若き才能。「BAD EVE」はクリスマスにまつわる楽曲5曲を収録したEP『With Regard to Christmas』の一曲。定番のクリスマス曲よりBPMは速めなので、新鮮。(2022年11月30日リリース)

 

3位 Stay / TOGITO


シンガーのMICHAELA(ミカエラ)が中心となって結成されたアート・コレクティブ TOGITO(トギト) 。メンバーはMICHAELA以外は流動的で、2022年3月のデビューからもすでに変わっているのだとか。「Stay」は、彼女曰く、”全部自分の思い通りに、自分の中に浮かんだものをそのまま出せた曲” のようです。(2022年12月2日リリース)


2位 世界はここで回るよ / 君島大空★


1995年生まれ。2014年より、音源投稿サイト「SoundCloud」にて自身で多重録音した音源を公開し始める。2019年のフジロックにて、新人アーティストの登竜門ステージ「ROOKIE A GO-GO」に出演。2020年にはNHKEテレのドキュメンタリーの主題歌に起用されるなど、その才能は高く評価された。
「世界はここで回るよ」は、アンビエントのような一曲。静かなつくりだが単調ではなく起伏もあり、じっと耳を澄ませているといろいろな音が飛び込んでくる。メロディーにとけこむような歌声も心地よい。(2022年11月30日リリース)


1位 Torture Me (feat. Skrillex) / 100 gecs★


LAのハイパーポップ・デュオ100 gecs。今回の新曲はDJ/ プロデューサーであるSkrillexをフィーチャー。やはりSkrillex節がさく裂していて、Skrillex好きのm.c🦋としてはたまらない一曲。今回もまた予測不能の展開で楽しませてくれたことに、もはやなつかしさすら感じた。ちなみに、ハイパーポップとは電子音楽やヒップホップを主軸としながら、それに手を加えて(音を足したり、歪めたり)、文字通りポップを超越した印象を与える曲の総称だと理解しています。(2022年12月2日リリース)


(★は特にお気に入りの曲)

♪プレイリスト♪


 ここから追加できます。


🦋今週のひとこと🦋


寒くなってきましたね。鍋とかおでんが食べたいです。

🦋

次回は金曜日の投稿です。お楽しみに!


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